覚悟を決めてクローゼットを大掃除して「よし! スッキリ!」と思っても、翌年にはまた服が溢れている……。こうした経験がある人も多いのではないでしょうか。そこで、時間が経っても新しい服を買っても「綺麗なクローゼット」を維持する方法について、整理収納アドバイザーみや氏の著書『イツカを手放してイマを身軽に生きる方法』(エムディエヌコーポレーション)から紹介します。
新しい服を買う=悪ではない!服好きが「綺麗なクローゼットを保つ」ための“セブンルール”【整理収納アドバイザーが解説】
着た服を戻す方向を決めることで「眠ったままの服」が可視化
3.着用した服は一定方向から戻す
右でも左でもわかりやすいほうでOKですが、私の場合は着た服を、常にいちばん右側にかけていきます。
こうしていくと、必然的に出番が少ない服が左側に集まっていきますよね。新しい服を買ってどれかを「手放す」場合、「何を手放していいかわからない」「迷ってしまう」となると、減らすことにストップがかかってしまいます。
必ずしも、これだけで決めなくてもいいのですが、参考になる要素があると手放しもスムーズ。
色ごとやアイテムごとにまとめてかけるというのも、すっきり見せる1つのワザですが、私は、次に「手放す服」を視野に入れてこのかけ方にしています。
4.ときどき手に取って状態を点検
3.のように戻していくとふだん「出番が少ない服」がわかってきます。
でも、出番がないことには、何かしらの理由があると思うのです。そういった服も、ときどき手に取り、理由を見つけるようにしています。すると、黄ばみが目立っていたり、ボタンが取れていたり…。
以前気づいたダメージのケアを忘れていたということもありますよね。そういった場合、手入れすれば、また頻繁に着る服になるかもしれません。あるいは、「もう着ない」と認識できて、早々に手放す決断ができることも。
管理するうえでは、ただただ眠っている服をつくらないことも意識しています。
5.欲しいものは手帳に記録して吟味
新しいものを購入するときは、とても慎重になりました。欲しいものがあるときはすぐ購入せず、書きとめておき、本当に必要か、似たものがないか、レンタルできないかなども考えます。
例えば、子どもの発表会のドレスなどは、何度も使う服ではないのでレンタルすることも。そして、高くても安くても、どんなブランドでも、1つのもの。
スペースを使うことや、管理することに差異はないので、「安いからいいや」の妥協もしません。とはいえ、あまり慎重になりすぎると疲れてしまいます。「買うこと」が悪では決してないので、ほどよい加減も大事にしたいです。