道長には「ほとんど一目惚れ」

――道長に対する倫子の変化

ほとんど一目惚れという形なので、どういう方かも知らずとりあえず好きというか。「この方がいい!」っていう直感じゃないですけれど。それで、たぶん進んでいっていたので、結婚するまでどういう方だったのかということの印象があまりなくて……。

なので今、「同じ道を進む」ではないですけど、政(まつりごと)だったりとかそういうことに関わった道長さんを見て、なんとか支えたいじゃないですけれど、道長が望む道筋というものを妻として一番に支えられたらいいなと思ってやってはいますかね。

(C)NHK
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「政治に左右されない幸せな生活をしてほしい」娘への思い

――母・倫子としての思い

本当に自分の子どもたちを愛しているんだなというのは感じますね。それはたぶん母と父からそういうふうに育てられたというのもありますし、政治関係なく豊かに育てられたっていうのがあるので、その自分の育ってきた環境というものは絶対子育てに影響してはいるだろうなと思いますね。

だから(母の)穆子(むつこ)さんに言うセリフでもありますけど、「私は入内しなくて殿と結婚して幸せになったし、そういう生活を彰子にも、政治に左右されない幸せな生活をしてほしい」というセリフがありますし、やっぱり子どもの幸せを第一には思っているんじゃないですかね。

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