定年後のローン返済が生活を圧迫、まさかのローン破産を招くことも! 老後資金と返済資金の確保、できていますか?

ゆ:現在は「人生100年時代」。定年後には、長い老後生活が待っています。持ち家の世帯は老後資金に加えて、マイホームの住宅ローン返済資金を確保しなければなりません。もし多額のローンを組んでいると、ローン破産のリスクがあります。教育資金、住宅資金、老後資金をトータルで考えた人生設計が必要です。

ワ:マナブさんは、退職金でローンをまとめて完済しなければ、返済し終えるのは73歳の予定だったよね!

お:最新の調査では、分譲住宅取得の世帯主の平均年齢は戸建てで40歳、集合住宅で45歳です。ローン返済期間の平均は、戸建てが33年、集合住宅が30年です。平均値のみで考えると、ローン返済完了年齢は戸建てが72歳、集合住宅が75歳です。

ゆ:65歳まで働いたとしても、さらに10年近くローンを払い続けることになります。

金融機関は住宅ローンの完済時年齢をおおむね80歳と定めており、45歳までは最長35年のローンを組めるようになっています。多くの人が最長期間で借り入れをしますが、思わぬ出費で計画通りの繰り上げ返済ができず、定年後に返済が続く人は少なくありません。退職金をローンの返済資金にあててしまうと、退職金で老後の貯蓄はできません。

ワ:もし、ローンが払えなくなるとどうなるの?

ゆ:まず、金融機関から督促状が届きます。さらに延滞がつづくと一括返済を求められ、それに応じられないと家が競売にかけられます。競売の売却益を充てても返済しきれない場合は、自己破産になります。

そんな最悪な事態は絶対避けるためには、定年退職時に老後資金とは別のローンの完済資金を確保できるか? 事前にシミュレーションすることが大事です。

ワ:賃貸のほうが安心なのかな?

ゆ:それぞれにメリット・デメリットがあるので自分たちに合った選択をすることが大切です。賃貸ならば死ぬまで家賃を払い続ける必要があります。高齢になってからの転居は難しいので、早めに終の棲家を確保できるのはマイホームの大きなメリットと言えるでしょう。

持ち家なら、ローン返済が終わると費用はかかりませんが、固定資産税や修繕費を予算に入れておかないといけません。

マナブさんは現在60歳で定年後も働き続けているので、老後資金をまだ貯めることができます。ストレスのかかる住宅ローンを退職金で完済する選択しました。

一方で、繰り上げ返済を急がないほうがいい場合もあります。金利が低く、団体信用保険に加入しているなら、万が一のときのため手元に資金を残しておく、というのも一つの方法です。ご家族で今後の収入と支出をみて、ベストな方法を検討しましょう。

ワ:家族としっかり相談するのが大事だね!

まとめ

ゆ:住宅ローンで「借りられる額」と「払える額」は違います。定年後の老後資金と返済資金が確保できるかをきちんとシミュレーションすることが必要です。住宅購入してからも不測の事態は起こります。ある程度のリスクも考慮したうえで、「借りすぎない」こと、なるべく「定年までの返済」を目指すのが無難です。

<ゆめこさんの部屋>

ワ:ねーねーゆめこさん、夏休みだからワイ、旅行に行きたいな!
ゆ:どこに行きたいの?
ワ:どこに行きたいっていうより、飛行機に乗ってみたいの! 
ゆ:あら。飛行機は鼻の短い短頭種、パグとかシーズーのような鼻ぺちゃ犬はほぼ乗れないわよ。鼻が短いと口呼吸が多いの。口呼吸は体温の上昇を招いて、熱中症になりやすく、夏場は特に危険よ。
ワ:ずん! ワイは鼻ぺちゃ犬に分類されるのー?
ゆ:まあ、どっちかって言うと鼻ぺちゃです。
ワ:ずん!! 鼻ぺちゃってつらいね。ブサイクだの飛行機出禁だの言われて、、
ゆ:あら、ブサイクなんて誰も言ってないわよ。むしろ鼻ぺちゃ犬は可愛いくてネットでも人気よ!
ワ:やったー!!

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