「リタイア後はいくらあれば生活できる? 実際に必要な貯金額を計算してみよう!」

ゆ:マサキさんのお父さんは家族との時間を大切にする素敵な人ですね! ですがこれまで仕事一筋で真面目なお父さんが突然会社を辞めてきたら、家族は当然驚きますよね。

ワ:びっくりしちゃうね!

ゆ:今回の例のように、マサキさんのお父さんが早期退職できたのには大きな理由が1つあります。それは、「コツコツ貯金してきた」ことです。老後資金に2,000万円必要といわれていますが、これはあくまでも65歳以降を「老後」と定義した場合の話です。

マサキさんのお父さんのように55歳で早期退職すると、年金受給が始まる原則年齢まであと10年あります。その間の生活費や特別費のことを考慮する必要があります。

お:今回のケースのように55歳で早期リタイアをする場合、2人以上世帯では約6,366万円必要というデータがあります。

具体的な算出方法は下記の通りです。

65歳までの生活費

月284,316円×10年=3,411万7,920円

65歳以降の生活費

(必要生活費341万1,792円‐年金収入223万円)×25年=2,954万4,800円

合計:6,366万2,720円

ゆ:あくまでもこれは一般的な世帯を想定した計算なので全員が当てはまるわけではありません。「マイホームや車のローンが残っている」「子育てがまだ終わっていない」という世帯は上記の額以上の貯金が必要になります。

ワ:試算は早めにしておこう!

ゆ:早期退職ができれば60代になる前に自由な時間を手にすることができます。マサキさんのお父さんのように新しい趣味に挑戦することもできます。「自分は何歳で現役を引退するか?」は引退後の人生を大きくさゆうします。事前にしっかりシミュレーションして、自分にとってベストな選択をしましょう。

まとめ

ゆ:というわけで、今回は「年収800万円、エリート会社員の父が電撃退職! 『65歳の年金支給まで暮らしていける?』 徹底検証!」というテーマでお送りしてまいりました。

老後いくら必要になるのか計算せずに闇雲に貯金を続けるよりも、自分がいつ現役を引退したいのかを見据えたうえで、頑張ることをおすすめします。

人生100年時代、何が起こるかわかりません。「備えあれば患いなし」ということで、早いうちから備えは万全にしておきましょう!

<ゆめこさんの部屋>

ワ:ねーねーゆめこさん、退職金を早めにもらって早期退職すれば、残りの人生をのんびり楽しめるでしょ。それって消費活動も一緒だということに、ワイ気づいたんだよね。

ゆ:どういうこと?

ワ:トイレットペーパーや洗剤も毎月買いに行くの面倒だから、ワイ、サブスクライブにしたの。

同じく、毎日お菓子屋さん通うの面倒だから、お菓子の購入をサブスクライブにしたの。おかげで自由な時間を手に入れて、楽しい時間を送ってるの。ワイ、賢いの。

ゆ:我々は1人と1匹暮らしよ。トイレットペーパーは多めに届くから使いきれてないし、お菓子も多めにくるから賞味期限切れちゃってるわよ!

ワ:なんと! ワイとしたことが! 現代社会の闇だね!

ゆ:便利なものには落とし穴があるものよ。

ワ:ガックシ、すべて解約します…。

<備考・参考>

早期リタイアはいくらで実現できる?年代別の必要資金と資金の作り方早期リタイアはいくらで実現できる?年代別の必要資金と資金の作り方

https://gfs-official.com/blog/early-retirement

総務省『家計調査家計収支編』(2022年)

【年収800万エリート父が退職】「会社、辞めてきた!」「65歳の年金支給まで生活できるの?」→定年まで働かなくてもいい羨望の貯蓄額は〇〇円【老後の生活】