支出を「消費」「浪費」「投資」に仕分けする

支出を「消費・浪費・投資」に仕分けるようにしてから、お金が貯まりやすくなりました。

一般的によく紹介されている節約術では、手元のレシートを消費・浪費・投資に振り分けるというものですが、私としてはお金を使った「後」に支出を振り分けるよりも、お金を使う「前」に、自分が実行しようとしている行動が「消費・浪費・投資」だと何に当てはまるか……といつも軽く意識しておく方がいいと思っています。

例えば、「この服買おう!」とレジに持っていくその前に、頭の中で「この買い物は『消費・浪費・投資』どれに当てはまるだろうか……」と一瞬立ち止まって考えてみるのです。

すると、買い替えが必要で買おうとしている「消費」なのか、家にもうあるのにさらに買おうとしている「浪費」なのか、はっきり自覚できます。「投資」である場合はごく稀で、大体が「消費」か「浪費」です。上手くいくとお金を使う前に「これまでも似たような服を買って2〜3回失敗していたな……」と気づけたりもします。

当然ですが、一度買ったものをお金に戻すのは大変なので、買ってからでは遅く、買う直前でもいいので「消費・浪費・投資」に当てはめてみる習慣づけが大切です。そうすれば、「せっかく買ったのに、後悔しながら処分する」などの後始末に追われることもなくなります。

「買う直前に振り分けてみる」ことに加えて、次の月の予算を組む際にも「消費は●円、浪費は●円まで、あとの残りは投資」というような、ざっくりした枠組みをつくるだけでも、かなりお金の使い方が変わります。

お金には色々な役割があります。自分が実行しようとしていることが、「消費・浪費・投資」のどれが多いのかを客観的に見ることができる方法です。