次なるトレンドは「窯出しの味」の再現
フランスパンやクロワッサン、カレーパンや総菜パンは、食パンと異なり基本的には焼かずに食べるものです。そのため、トースターで温め直しをすると食感が変わったり、真っ黒に焦げてしまったりする場合があります。このようなパンはトーストするのではなく、窯から出したばかりのように温め直す(=リベイク)のが理想的です。
そんな“窯出しの味”を再現できるトースターが、ここ1年で続々登場しています。
たとえばバルミューダからは24年2月20日、総菜パンもおいしく温められるリベイクトースター『ReBaker(リベイカー)』(税込24,200円)が発売されました。
これは、同社の寺尾社長が若い頃によく食べたという山崎製パンの『まるごとソーセージ』を上手に温め直しできなかった体験から生まれたもの。リベイクモードを使えば、ほとんど焼き色をつけることなく、パンはふわふわ、ソーセージは中まで熱々に温めることができます。
また、ツインバードが23年11月に発売したオーブントースター『匠ブランジェトースター』(税込2万5,800円)は、パンの世界大会「iba cup 2015」で総合優勝した浅井一浩氏が監修。表面を焼き上げる遠赤外線カーボンヒーターと、内部まで温める近赤外線ハロゲンヒーターを搭載しており、温め直しが難しいカレーパンも、外はカリカリ、中は熱々に温め直してくれます。また、センサーが庫内の温度を測り続けてくれるため、モードさえ選べば温度や時間の設定は不要です。