「お金がないから」の言い訳をやめたら、お金が回り始めた

これを禁句にしたらお金が回り始めたと実感するのは「お金がない」という口癖。

あなたのまわりにもいないでしょうか。「やりたことはあるけど、お金がない」「お金がないから、旅行にいけない」などといっている人が。

「お金がない」というのは、厳しい言い方をすると、自分への言い訳。言い訳していれば、行動しなくていいし、失敗することもありませんから。「やりたい」と思うのなら、可能性はゼロではないということ。本気なら、お金がなくても、どんな手段を使ってでも実現しようとするでしょう。

「お金がない」を口癖にしていると、「お金に縁がなく、管理もできない人間」と自分自身に刷り込んでいるようなもの。なによりカッコ悪いし、まわりからも信用されず、声もかけられなくなります。

私は「お金がない」「時間がない」「若くない」など一切の言い訳と、なにかのせいにすることをやめてから、人生が180度変わったといっても過言ではありません。

頭をフル回転して“やるだけやる”と、信頼もお金も引き寄せられる

最初は世界一周の船に乗りたいと考えたとき、スタッフとしての乗船が実現。留学するときは、奨学金をもらって。個展を開くときは友人に額を作ってもらいました。

簡単にあきらめるのではなく、「もしかしたらできるかも?」と思うことが始まり。言い訳をしないと決めたら「ほんとうにお金がないのか?」「お金をつくれないか?」「お金を遣わずにできないか?」と、頭をフル回転して考えるようになります。

うまくいったことも、いかなかったこともありますが、結果よりも「やるだけやった」という満足のほうが大きいもの。そんなふうに動いていると、見ている人は見ていて、どこからか手助けやチャンスが舞い込んでくるものです。

お金というのは、交換するための手段で、問題解決のひとつにすぎません。言い訳をやめると、信頼と一緒にお金も引き寄せられてくるのです。