新NISAの「デメリット」を軽減する投資術とは?

僕のIPOセカンダリ投資を行ううえでの新しいNISAの最大のポイントは、1年間に個別株に非課税投資できる枠が120万円から240万円と倍増したことです。240万円分投資した銘柄がもしテンバガーになれば、評価額は2,400万円で利益は2,160万円。ここに課せられる税金約432万円を手元に残せることになるので、とても有利に投資できることになります。

前述した通りこれまでの僕は、旧制度のNISAはあまり積極的には活用してきませんでした。というのも、NISAは通常の口座で可能な損益通算ができないからです。本来、株の税金は勝った銘柄の利益と負けた銘柄の損失を相殺して、残った利益だけを課税対象とすることができますが、NISAではそれができません。売却損を出したらそれっきり、損のしっぱなしなのです。

僕は年に2回、含み損がある保有株をいったん損切りして、すでに源泉徴収されている売却益に課せられた税金を取り戻す作業をしていますが、NISAではそれができないので、値上がりの確度が高いIPO当選銘柄で使うのが中心で、僕の主力であるセカンダリ投資で使うことはほとんどなかったのです。

新NISAでも損益通算ができない点は同じなのですが、これだけ枠が増えたならそのデメリットにもある程度目をつぶれるので、積極的に使っていこうと思っています。具体的には、IPOセカンダリ投資で、テンバガーの条件に当てはまる項目が多い銘柄や、テンバガーの可能性が特に高いと思えるとっておきの銘柄で使いたいと思います。

また、損益通算ができないNISAではなるべく損を出さないようにする必要があります。このため、テンバガーの条件の中でもPERの条件を特に重視して、値下がり余地の少ない割安なタイミングで投資することが重要になります。通常はPER40倍以下であれば投資候補に入れていますが、NISAでは条件を厳しくして20倍以下、できれば10倍台前半の銘柄に投資するつもりです。また、これまで通り、有望なIPOの配分を受けられた場合に活用することも考えています。

出所:『トイレスマホで「無限10倍株」 3年9カ月で5975万円を稼いだ投資術』(KADOKAWA)より抜粋
[図表2]IPOセカンダリ投資での新NISAの活用ポイント 出所:『トイレスマホで「無限10倍株」 3年9カ月で5975万円を稼いだ投資術』(KADOKAWA)より抜粋

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