モノを減らして必要最低限のモノで暮らすライフスタイルであるミニマリスト。定年後に老後の暮らしを見据えて、さらには終活の一環として、ミニマリストの考え方を取り入れる人は多いようです。ただモノを持たない暮らしにはメリットもあればデメリットもあるようです。みていきましょう。
「必要最低限のモノに囲まれた生活」で感じるデメリットとは?
ただ、なんでもメリットがあれば、デメリットもあるもの。ミニマリストは、どのようなことにで「モノをもたない生活」にデメリットを感じたことがあるのでしょうか。
第3位は「イレギュラーに対応できない」で11.0%。たとえば急な来客や災害が起きたとき。「食器を最小限にしていると、急な来客のときに焦る」「水や食料のストックが少なく、災害時の備えが手薄」などの声が聞こえてきました。防災意識が高まっているなか、もしもの災害に備えて、水や食料のストックは揃えておきたいものです。
第2位は「生活の楽しみが少ない」で16.6%。モノがないことにストレスを感じない一方で、モノがないことで生活の楽しみが減少。「おしゃれに興味がなくなるなど、生活していて楽しみが減った」「心が弱っているときに、質素な部屋にいると寂しい」という声が聞こえてきました。モノをもたない=すべてを最小限にする、というわけではなく、暮らしの楽しみは残すことも重要です。
そしてミニマリストが感じるデメリット第1位は「たまに必要なものがなくて困る」で42.8%。捨ててしまった後に必要性に気付くことは多いよう。「服を数枚しか持っていなかったとき、梅雨時に服が乾かず、買い足した」といった声も。「必要最低限=ストックゼロ」とは違うもの。使用頻度が低い=いらないモノ、とは言い切れないので、取捨選択をする際には、慎重になったほうが良さそうです。
このように必要ではないものに囲まれて暮らすことはストレスかもしれませんが、必要最低限のモノしかもたない暮らしにも不便はあるようです。ミニマリストの考えに共感しつつも、自身のなかでベストなカタチを見つけることが重要のようです。
[参考資料]