いまや、さまざまな流行が「SNS発」となっていますが、一方でシニアのなかには「SNS? よく分からん」と、はなから拒否している人も。実際に、シニアはSNSとどのように関わっているのでしょうか。みていきましょう。
シニアが利用するSNSトップは「LINE」…「Facebook」は6割弱が利用
シニアにもよく知られた「SNSサービス」。では実際に使用しているのは、どのサービスなのでしょうか。トップは「LINE」で利用率94.6%。続く「YouTube」は6割強、「Facebook」は6割弱。コミュニケーション手段としてSNSを利用しているものの、自ら情報発信をするためのツールとしてSNSを利用するシニアは、若者世代ほどは多くはないようです。
【シニア世代「SNSサービス」利用率】
LINE…94.6%
YouTube…66.8%
Facebook…59.0%
Instagram…43.4%
X(旧Twitter)…42.9%
TikTok…13.7%
mixi…7.8%
「情報発信ツール」としてのSNS利用に限ってみてみると、トップは「Facebook」。「Instagram」「X(旧Twitter)」「TikTok」と続きます。「Facebook」のサービス開始は2004年。当時、実名での登録を推奨している点が指示され、多くのユーザーを獲得しました。このときの初期ユーザーが、いまやシニア世代というタイミング。シニアの「Facebook」の利用率を押し上げているようです。
シニアにおけるSNSの活用。世代的に若年層との違いはあるものの、意外と多くの人が利用しているというのが実情。コミュニケーションツールとしての活用が多いですが、段々と、情報発信ツールとして活用するシニアも増えていきそうです。
[参考資料]
NTTドコモ モバイル社会研究所『モバイル社会白書2023年版』