自分がもっとも素敵に見える、服の色と形とはどんなものなのでしょうか? どうしても着たい服は自分でアレンジしたり、 ときにはパーソナルカラー診断の助けも借りて、「似合う」を徹底追及してみましょう。『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)著者ロコリ氏が解説します。
「あれ?ちょっとイメージが違う…」と思ったときの着こなし方
以前、どうしてもほしくて買ったジルサンダーの革のブラウスが着られないことがありました。[画像1]の真っ黒のスタイルで、ジャケットのインナーに着ているのがそのブラウスです。ヤフオクで見て一目惚れしたもので、お値段も本革なのにとても安く、5千円だったので迷わず入札しました。
ところが、着てみたらどう着ても突っ張るのです。柔らかくすごくいい革なのに、胸も腕も突っ張って着られません。出品した方も、体に合わないので安く売ることにしたのでしょう。
ダーツを入れれば着られるかもしれませんが、革のお直しをするのもかなりお金がかかりそうです。あきらめきれない私は、一計を案じました。
袖をはずしてノースリーブにし、外した袖は、レッグウォーマーのように足からはいてみたのです。[画像1]でブーツのように写っているのが袖です。やってみたら、+Jのジャケットにぴったりで、この着方がけっこう気に入っています。
ちょっと飽きてきたなと思う服も、ストールがわりに巻いてみたり、裾を折り返してブラウジングしたり、片方の腕だけ通して肩がけしたりと、着方を変えるだけで新鮮に着られることがあります。服の着方は、自由。これからも自分なりに工夫して、お伝えしていきたいと思います。