共働き世帯が増えるなかでは、子供に鍵を預けることによる、鍵の紛失・締め忘れリスクはどうしても高まります。また、高齢化が進むことで認知症患者が増加することもあり、認知症に罹患した家族の徘徊対策も重要な課題です。これらの課題は、家の防犯対策の最前線である「玄関の鍵」を「スマートロック」に変えることで、解決するかもしれません。今回は、家庭における防犯の実態とスマートロックの最新技術についてみていきましょう。
子供から高齢者まで、家族の安全を最大化!「最新スマートロック」が守る、家の防犯対策最前線 (※写真はイメージです/PIXTA)

スマートロックのセキュリティ面は問題ないのか?

スマートロックの利用では暗証番号のハッキングなどを心配される方もいらっしゃるでしょう。スマートロックは鍵とスマホの通信にBluetoothの規格を採用しているものがほとんどで、その理由はセキュリティ性能が高いことにあります。暗号化通信も強度の高い「公開鍵暗号方式」や、インターネットショッピングでクレジットカード情報を入力する際に使われている「SSL通信」など、高いセキュリティ規格で守られています。

 

ですが「脆弱性が100%ない」とは言い切れません。スマートロックのアプリを更新により最新のものにするのは当然ですが、お使いのスマートロックのモデルが廃止されたり、サポートが終了してしまったりといったこともありますので、ユーザー側も気を配っておくことが必要です。

スマートロックだけでは完全な防犯はできない

スマートロックはセキュリティ性が高く便利なものですが、防犯に万全ではありません。前述の侵入手口のトップ3内には「ガラス破り」がありましたね。スマートロックはあくまでも玄関に対してのみ防犯機能が発揮できるものになりますから、併せてほかの窓などの侵入口の防犯体制も高める必要があります。

 

人気商品QrioLockでスマートな生活を手に入れる

ここでは、累計20万個も売り上げたQrioLockをとりあげ、スマートロックについて具体的にみていきます。価格は2万円台、いま使っている鍵の上に両面テープで貼るだけなので、工事不要で自分で設置でき、アプリからの鍵操作ですぐに利用できるようになります。

 

また、AppleWatch等のスマートウォッチからの操作も可能なので、ジョギングや手ぶらでちょっと外出したい時なども便利です。お年寄り等に持たせるには、車のリモコンキーのような専用リモコンキーを別売り(6,000円程度)で購入することもでき、使い勝手がよくて便利です。

 

賃貸で利用する場合は両面テープでの跡残りが心配ですが、QrioLockでは跡残りのしにくい専用の両面テープを使用しますので、安心して取り付けることができます。なお、賃貸の場合、玄関の外側は共有部分となってしまうため、勝手な変更はできないですが、QrioLockの取り付けは専有部分である玄関の内側のため、問題がありません。

 

賃貸にお住まいの方でスマートロックに興味のある方は是非使ってみてください。スマートロックを上手に使ってスマートな生活を手に入れましょう。

 

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川淵 ゆかり

川淵ゆかり事務所代表
ファイナンシャルプランナー
(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)

国立大学行政事務(国家公務員)後にシステムエンジニアとして、物流・会計・都市銀行などのシステム開発を担当。その後FPとして独立し、ライフプランやマネープランのセミナーのほか、日商簿記1級、CFP、情報処理技術者試験の合格経験を活かして、企業や大学での資格講座・短期大学や専門学校での非常勤講師としても勤める。