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コインチェック(Coincheck)とビットフライヤー(bitFlyer)は、国内の仮想通貨取引所のなかでも特に有名な取引所です。これから仮想通貨にチャレンジしたい方のなかには「どちらがいいのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
本記事ではコインチェックとビットフライヤーのメリットとデメリットについてご紹介します。それぞれどんな人に向いているかも解説しているので、取引所選びに迷っている方は参考にしてください。
1. コインチェックとビットフライヤー|一覧表で徹底比較!
コインチェックとビットフライヤーの特徴を、取引所と販売所に分けて一覧でご紹介します。
コインチェック(取引所) |
ビットフライヤー(取引所) |
コインチェック(販売所) |
ビットフライヤー(販売所) |
|
取引手数料 |
無料 |
約定数量×0.01〜0.15%(BTC) |
無料 |
無料 |
入金手数料 (税込) |
銀行振込:無料 (振込手数料は別途必要) コンビニ入金:770円〜 クイック入金:770円〜 |
銀行振込:無料 (振込手数料は別途必要) コンビニ入金:330円 クイック入金:330円 (住信SBIネット銀行は無料) |
銀行振込:無料 (振込手数料は別途必要) コンビニ入金:770円〜 クイック入金:770円〜 |
銀行振込:無料 (振込手数料は別途必要) コンビニ入金:330円 クイック入金:330円 (住信SBIネット銀行は無料) |
出金手数料 (税込) |
407円 |
三井住友銀行:220円〜 三井住友銀行以外:550円〜 |
407円 |
三井住友銀行:220円〜 三井住友銀行以外:550円〜 |
送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005〜0.016BTC (変動手数料性) |
0.0004BTC |
0.0005〜0.016BTC (変動手数料性) |
0.0004BTC |
最低注文数量 |
500円 (0.001BTC) |
0.001BTC |
500円 (0.001BTC) |
0.00000001BTC |
証拠金取引のロスカットルール |
− (レバレッジ取引の取り扱いなし) |
− (ビットコインFXのみレバレッジ取引が可能) |
− (レバレッジ取引の取り扱いなし) |
− (ビットコインFXのみレバレッジ取引が可能) |
スマホアプリ |
− |
◯ (BTCのみ) |
◯ |
◯ |
関連サービス |
|
|
|
|
2. コインチェックとビットフライヤー|どっちがいい?メリットデメリット徹底比較!
コインチェックとビットフライヤーのメリットとデメリットを比較し、どのような点が優れているのかについて徹底的に解説します。
2.1.【コインチェック】で取引するメリットをチェック!
コインチェックで取引をするメリットを6つご紹介します。
- サイト・スマホアプリがシンプルで初心者向き
- アルトコインが多彩|他では取り扱いのない通貨あり
- 仮想通貨(暗号通貨)を日本円で購入できる
- NFT関連の購入が可能
- セキュリティー面は老舗のマネックスグループ運営だから安心
- 利用者に嬉しいサービス
それぞれ詳しく解説します。
2.1.1. サイト・スマホアプリがシンプルで初心者向き
1つ目は、コインチェックのサイトやアプリがシンプルで見やすいことです。シンプルな設計であるため、初心者でも簡単に操作できます。
実際の操作方法は、以下の通りです。
■公式サイトの場合
- 通貨を選択
- 数量を入力
- 価格を確認し「購入する」をクリック
■アプリの場合
1. 通貨を選択
2.「購入」をタップ
3. 金額を入力
4.「日本円でBTCを購入」をタップ
このように操作が簡単であるため、初心者の方でもスムーズに仮想通貨取引を始めることができます。
2.1.2. アルトコインが多彩|他では取り扱いのない通貨あり
2つ目は、取り扱っているアルトコインの種類が豊富であることです。2022年8月12日時点で、コインチェックの販売所方式では合計17種類の通貨を取り扱っています。
- ビットコイン(BTC)
- リップル(XRP)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- アイオーエスティー(IOST)
- エンジンコイン(ENJ)
- オーエムジー(OMG)
- パレットトークン(PLT)
- サンド(SAND)
取引所方式では以下の4種類を取り扱っています。
- BTC(ビットコイン)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- MONA(モナコイン)
- PLT(パレットトークン)
取り扱い通貨が豊富であるため、ビットコイン以外にも気に入ったコインに投資ができる点は魅力だといえます。
2.1.3. 仮想通貨を日本円で購入できる
3つ目は、「日本円」で仮想通貨を購入できることです。世界で一番取引量が多い取引所「Binance」は、日本円で仮想通貨を購入することができません。いくら有名な取引所であっても、日本円で仮想通貨を買えないと私たち日本人は困ります。
そのため、日本円で仮想通貨を購入できるコインチェックは日本人にとって使いやすい取引所だといえます。
2.1.4. NFT関連の購入が可能
4つ目は、関連サービスでNFT(ブロックチェーンによって唯一無二の価値を保証されたデジタルデータのこと)を購入できることです。
コインチェックは「Coincheck NFT(β版)」を提供しており、簡単にNFTを取引できます。取り扱っている商品の一部は以下の通りです。
- アート作品
- ゲームアイテム
- トレーディングカード
今後も作品の幅が広がる可能性もあるため、NFTに興味がある方はチェックしてみましょう。
2.1.5. セキュリティー面は老舗のマネックスグループ運営だから安心
5つ目のメリットは、セキュリティー性が高いことです。コインチェックは、上場企業であるマネックスグループ株式会社の子会社が運営しています。
マネックスグループ株式会社は2004年に設立された企業で、株や証券など金融関係の商品を扱っています。金融業界で有名な企業が運営している会社であるため、コインチェックの信頼性は高いです。
2.1.6. 利用者に嬉しいサービス
6つ目は、関連サービスが豊富であることです。コインチェックは仮想通貨の取引だけでなく、豊富な関連サービスを提供しています。
- Coincheckつみたて:毎月定額で仮想通貨を積み立てる
- 貸し暗号資産(レンディング)サービス:仮想通貨を貸し出すことができる
- Coincheckガス:ガス料金の支払いでビットコインが貯まる・使える
- Coincheckでんき:電気代の支払いでビットコインが貯まる・使える
- CoincheckNFT(β版):NFTの取引ができる
売買以外にもコインチェックで豊富なサービスを受けられる点は、利用者にとっては嬉しいポイントだといえます。
2.2.【コインチェック】で取引するデメリットを見ておこう
コインチェックの魅力についてはお伝えしましたが、デメリットはどのような点が挙げられるのでしょうか? デメリットとその問題点も一緒にご紹介します。
デメリット |
問題点・内容 |
アルトコインは販売所でしか買えないものが多い |
取引所で扱っている通貨は4種類のみ (BTC、ETH、PLT、MONA) |
取引所はスマホアプリに対応していない |
取引所の利用にはパソコンが必要であり、手軽にできない |
レバレッジ取引※ができない |
大きな利益を得にくい |
※ 預けた通貨を担保に、元手より多くの通貨を購入できるサービスのこと
表のように、コインチェックにもデメリットがあることを理解しておきましょう。
2.3.【ビットフライヤー】で取引するメリットをチェック!
ビットフライヤーで取引をするメリットは、以下の6つです。
- 各種手数料は無料のものが多い
- ハッキング被害ゼロを7年更新というセキュリティの高さ
- レバレッジ取引や1円からの少額取引が可能
- ビットコインは国内トップの取引量
- ビットコインFXもできる
- 各種サービスで得たポイントをビットコインに交換できる
順番に解説します。
2.3.1. 手数料はいろいろあるがビットフライヤーは無料のものが多い
1つ目は、各種手数料において無料のものが多いことです。実際に、無料で使える項目は以下の通りです。
- ビットコインFXの取引
- 販売所の取引
- 入金(銀行振込:別途振込手数料は必要、住信SBIネット銀行のクイック入金)
仮想通貨で利益を狙う場合、操作のたびに手数料がかかると損です。無料で利用できるサービスが多いことは、メリットのひとつだといえます。
2.3.2. ハッキング被害0を7年更新というセキュリティー性の高さ
2つ目は、セキュリティー性の高い取引を可能にしていることです。ビットフライヤーはセキュリティー性を高めるため、厳重な対策を行っています。
- SSL通信(データ通信の暗号化)
- 二段階認証
- 顧客と会社の資産分離
- コールドウォレット(オフラインでの保管方法)
厳重な対策を行っている結果として、現在も業界最長の7年間、ハッキング被害ゼロを継続しています。
2.3.3. レバレッジ取引や1円からの少額取引が可能
3つ目は、少額から仮想通貨を購入できることです。
- 販売所では17銘柄を1円、または0.00000001BTCから購入可能
- 取引所では0.001BTCから購入可能
- 少額で多くの利益を狙えるレバレッジ取引も可能(ビットコインFXのみ)
これから投資を始める場合は、いきなり多額の通貨を購入することは難しいでしょう。少額から取引ができる点は、初心者でも投資を始めやすいメリットのひとつだといえます。
2.3.4. ビットコインは国内トップクラスの取引量
4つ目は、ビットコインの取引量が国内トップクラスであることです。実際に2021年の年間取引量は、国内の取引所のなかでビットフライヤーがNo.1となった実績があります。2022年8月現在も、取引量はトップクラスを維持している状態です。
仮想通貨は需要と供給のバランスによって価格が決まるため、需要がなければ価格は上がりません。取引所内で仮想通貨が多く流通していることは、安心して取引ができる特徴のひとつだといえます。
2.3.5. ビットコインFXもできる
5つ目は、「bitFlyer Lightning」というサービスを利用して、ビットコインFXができることです。ビットコインFXでは最大2倍のレバレッジ取引が可能であり、多くの利益を狙えます。たとえば、購入した通貨で利益を得た場合、レバレッジが2倍であれば利益も2倍になります。そのため、ビットフライヤーではFXで多くの利益を狙いやすいです。
ただし、レバレッジ取引の場合は利益も大きく狙えますが、相場の動きによっては損失も大きくなる可能性があるため注意しましょう。
2.3.6. 各種サービスで得たポイントをビットコインに交換できる
6つ目は、各種サービスのポイントをビットコインに交換できることです。たとえば、「Tポイント」はビットコインに交換※ができます。
※ 交換可能ポイントは100ポイントから
Tポイントは、日ごろから使えるお店で貯まることが多いです。
- TSUTAYA
- ファミリーマート
- エネオスなど
貯まりやすいTポイントを仮想通貨に交換できるため、日本円で投資するより気軽に始められるでしょう。
2.4.【ビットフライヤー】で取引するデメリットを見てみよう
ビットフライヤーには、どのようなデメリットがあるのでしょうか? デメリットとその問題点をご紹介します。
デメリット |
問題点と内容 |
取引所ではアルトコインを取引できない |
アルトコインは販売所のみでの取引 |
仮想通貨の積み立てはアプリ以外でできない |
利用にはスマホアプリのダウンロードが必要 |
出金手数料が高い |
三井住友銀行※以外の出金は550円〜 (コインチェックは407円) |
※ 三井住友銀行であれば220円
表のようなデメリットがあることを理解し、長期的に使う場合は対策が必要です。
3. コインチェックとビットフライヤー|どっちが向いている?
ここまで、コインチェックとビットフライヤーの特徴について解説しました。ここからは、両社がどのような人に向いているのか解説します。
3.1. コインチェックに向いているのはこんな人
これから仮想通貨取引をするうえで、コインチェックが向いている人は以下の通りです。
- スマホで仮想通貨の取引を考えている人
- いろいろな通貨にチャレンジしてみたい人
それぞれ解説します。
3.1.1. スマホで仮想通貨の取引を考えている人
コインチェックのアプリは画面がシンプルに設計されているため、操作が非常に簡単です。スマホで仮想通貨取引をするメリットとして、次のようなことが挙げられます。
- 手軽に始められる
- いつでもどこでも買い時を逃さない
スマホで取引するメリットも十分にあるため、スマホで取引をしたい方はコインチェックをおすすめします。ただし、スマホアプリでは販売所方式でしか取引ができないので、その点を理解しておきましょう。
3.1.2. 色々な通貨にチャレンジしてみたい人
次におすすめしたい人は、色々な銘柄の仮想通貨にチャレンジしたい人です。現在、販売所で取り扱っている通貨は17種類あります。取引所の場合は、以下の4種類を扱っています。
- BTC(ビットコイン)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- MONA(モナコイン)
- PLT(パレットトークン)
さまざまな仮想通貨に投資したい人は、コインチェックが向いているといえます。
3.2. ビットフライヤーに向いているのはこんな人
次に、ビットフライヤーが向いている人は以下の通りです。
- ビットコインの少額取引を考えている人
- 短期保有の取引を考えている人
それぞれ解説します。
3.2.1. ビットコインの少額取引を考えている人
ビットコインの少額取引を考えている人は、ビットフライヤーがおすすめです。理由は3つあります。
- レバレッジ取引ができる
- 1円からビットコインを購入できる
- Tポイントをビットコインに交換できる
少額もしくはポイント交換だけで取引できることは、初心者でも仮想通貨を始めやすい好条件だといえます。少額取引を考えている人は、ビットフライヤーで取引を始めてみましょう。
3.2.2. 短期保有の取引を考えている人
仮想通貨で短期的に利益を狙う方は、ビットフライヤーがおすすめです。なぜなら、ビットコインFXのレバレッジ取引により多くの利益を狙えるからです。通常、投資で短期的な利益を出すためには、元手となる資金が多く必要になります。
しかし、レバレッジ取引ではビットコインで最大2倍の取引が可能であるため、保有している資金の2倍の利益を獲得できます。
レバレッジ取引はリスクが高いですが、それでも短期保有を考えている人は少額からも取引できるビットフライヤーがおすすめです。
4. 仮想通貨取引では口座を複数開設して使い分ける
本記事では、2つの取引所を徹底的に比較してきました。しかし、実は仮想通貨取引を行っていくうえでは口座を複数開設して使い分けることが重要なのです。なぜなら、取引所によって手数料の異なる通貨があるからです。
たとえば国内の取引所であっても、通貨によって送金手数料に違いがあります。
■送金手数料の違い(一例)
コインチェック |
ビットフライヤー |
|
ビットコイン(BTC) |
0.0005BTC |
0.0004BTC |
ネム(XEM) |
0.5XEM |
3XEM |
このように、送金にかかる手数料がそれぞれの取引所で異なる通貨は多く存在します。そのため、複数の仮想通貨取引所で口座を開設し、自分が取引したい通貨を安く扱える取引所を選んで利用することが重要になるでしょう。
5. まとめ
本記事では、コインチェックとビットフライヤーについて解説しました。ここまででご紹介したように、両社ともにメリットとデメリットがあるため、自分の目的に応じて口座を開設する必要があることがわかりましたね。
どちらも口座開設は無料で行えます。仮想通貨に興味がある方は両社の口座を開設し、実際に使ってみて自分に合った取引所を選ぶようにしましょう。