Coincheckは国内の暗号資産交換業者で、月々1万円から積立投資もでき、初心者にも利用しやすいと評判です。本記事では、Coincheckのメリット・デメリットと、利用するまでの流れを中心に解説します。
Coincheck(コインチェック)を使うメリット・デメリットを解説 (※画像はイメージです/PIXTA)

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Coincheckは、日本を代表する知名度が高い暗号資産交換業者のひとつです。Coincheckとはどのようなサービスを提供していて、どんな通貨を購入できるのでしょうか?

 

この記事では、Coincheckの特徴、メリット・デメリット、利用するまでの流れについて紹介します。

1. Coincheckの特徴
1.1. 基本情報
1.2. 取り扱い通貨
2. Coincheckを使うメリット
2.1. シンプルな設計で使いやすい
2.2. 取り扱い通貨が豊富
2.3. 積立投資ができる
2.4. マネックスグループが運営
2.5. 日本円から直接暗号資産を購入できる
3. Coincheckを使うデメリット
3.1. 過去にハッキング事件があった
3.2. 販売所のスプレッドが大きい
4. Coincheckを利用するまでの流れ
5. まとめ

1. Coincheckの特徴

(出典:コインチェック)
(出典:コインチェック)

 

まず、Coincheckの基本情報と取り扱い通貨について説明します。

 

1.1. 基本情報

Coincheckは2012年に創業し、2014年8月に暗号資産取引サービスを始めました。2018年4月にネット証券大手「マネックス証券」を運営するマネックスグループに買収され、子会社となりました。

 

わかりやすいUIUX(ユーザーインターフェース・ユーザーエクスペリエンス)にこだわり、投資初心者でも操作しやすい点が特徴です。

 

また、Coincheckは暗号資産の取引だけでなく、次のようなユニークなサービスを提供しています。

 

  • Coincheckガス・Coincheckでんき…公共料金の支払いでビットコインが使える・もらえる
  • Coincheckアンケート…アンケートに答えるとビットコイン・イーサリアム・リップルがもらえる

 

1.2. 取り扱い通貨

Coincheckが取り扱う通貨は、下記の17種類です。

 

  1. ビットコイン(BTC)
  2. イーサリアム(ETH)
  3. イーサリアムクラシック(ETC)
  4. リスク(LSK)
  5. リップル(XRP)
  6. ネム(XEM)
  7. ビットコインキャッシュ(BCH)
  8. ライトコイン(LTC)
  9. モナコイン(MONA)
  10. ステラルーメン(XLM)
  11. クアンタム(QTUM)
  12. ベーシックアテンショントークン(BAT)
  13. アイオーエスティー(IOST)
  14. エンジンコイン(ENJ)
  15. オーエムジー(OMG)
  16. サンド(SAND)
  17. パレットトークン(PLT)

 

2. Coincheckを使うメリット

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、Coincheckを利用するメリットを紹介します。

 

2.1. シンプルな設計で使いやすい

Coincheckは、初心者にも利用しやすい暗号資産取引所といわれています。チャートは視覚的に見やすく工夫されており、売買の操作もわかりやすいです。初めて暗号資産に投資する人でも、問題なく利用することができます。

 

2.2. 取り扱い通貨が豊富

Coincheckは、取り扱い通貨が17種類と国内最大級です。なお、メタバース(仮想空間)プラットフォームである「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」で利用できる暗号資産「SAND」を取り扱うのは、日本の仮想通貨交換業者でCoincheckだけです。

 

2.3. 積立投資ができる

Coincheckは、暗号資産の積立投資ができます。Coincheckで取り扱うすべての通貨で運用が可能です。

 

暗号資産は値動きが激しく、高値掴みをしてしまうリスクがあります。しかし、毎月同じ金額を積立てる「ドル・コスト平均法」という投資手法を利用すれば、価格が高いときには高値掴みのリスクを減らし、価格が安いときにはたくさん購入することが可能です。

 

月々1万円から積立できるので、少額から暗号資産投資を始めたい方にも向いています。

 

2.4. マネックスグループが運営

2018年にネット証券大手のマネックスグループがCoincheckの株式をすべて取得し、運営もマネックスが行なっています。ハッキング被害でセキュリティ面に不安があったCoincheckですが、マネックスグループの傘下に入ったことで大きく改善されています。

 

2.5. 日本円から直接暗号資産を購入できる

すべての暗号資産を日本円で購入できるのもCoincheckの魅力です。仮想通貨交換業者によっては、日本円で購入できるのはビットコインだけというとこともあります。

 

3. Coincheckを使うデメリット

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

Coincheckを利用するデメリットについても説明します。

 

3.1. 過去にハッキング事件があった

Coincheckは2018年にハッキング事件がありました。ハッキングにより暗号資産のネム(XEM)が流出し、約580億円の被害となりました。暗号資産の管理をインターネットとは断絶されたコールドウォレットでしていなかったことが要因です。金融庁は、Coincheck(コインチェック)に対して業務改善命令を下しました。

 

しかし現在は、マネックスグループの元で経営を立て直し、コールドウォレットで管理、2段階認証を行うなどセキュリティ面を強化しています。

 

3.2. 販売所のスプレッドが大きい

Coincheckは、ビットコイン、イーサリアム、モナコイン、パレットトークン以外の通貨は販売所で売買を行います。販売所では、通貨の売却代金と購入代金の差があり、この差額が手数料となります。

 

2022年7月27日の販売所の購入レートと売却レート一覧です。

 

引用元:通貨レート | 暗号資産取引所のCoincheck(コインチェック)
[図表1]2022年7月27日の販売所の購入・売却レート一覧(引用元:通貨レート | 暗号資産取引所のCoincheck

 

たとえば、ビットコインを販売所で1BTC購入する場合、購入レートは2,979,382円、売却レートは2,804,262円と175,120円のスプレッドがあります。この場合、購入時からビットコインの価格が175,120円上がらなければ利益を得ることができません。

 

また、スプレッドはいつも同じではなく、価格が大きく変動するときなどは通常より開きが大きくなるので注意が必要です。

 

なお、取引所で取引する場合、手数料はかかりません。そのため、取引所で取引できる通貨は販売所ではなく取引所で購入することをおすすめします。

4. Coincheckを利用するまでの流れ

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

Coincheckを利用するまでの流れは、次の3ステップです。

 

  1. スマホでアカウント登録
  2. スマホで本人確認提出
  3. 審査が完了したら日本円を入金して取引開始

 

なお、審査は最短1日で完了します。急いで取引を始めたい場合もすぐに利用できるところが嬉しいですね。

5. まとめ

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

Coincheckは、シンプルな設計で初心者にも使いやすい点や、積立投資ができる点が魅力です。過去にハッキング事件がありましたが、現在はマネックスグループの傘下となってセキュリティ面を改善しているので、安心して利用できます。

 

暗号資産投資を始める際は、ご検討ください。