海外仮想通貨取引所「バイナンス」に興味があるものの、メリットやデメリットがわからず、行動に移せていない人も少なくないはずです。本記事では、バイナンスに関する基礎知識を解説します。口座開設を進められる知識が身につくので、ぜひ最後までご覧ください。
BINANCE(バイナンス)とは?利用する際の注意点など解説 (※画像はイメージです/PIXTA)

『資産形成ゴールドオンライン』は複数の企業と提携して情報を提供しており、当サイトを経由して申込みがあった場合、各企業から報酬が発生することがあります。しかし、提携の有無などが本ページ内のサービスの評価や掲載順位に関して影響を及ぼすことはありません(提携会社一覧)。

バイナンスの口座開設を考えているものの、使い方やメリット・デメリットがわからないために、最初の一歩を踏み出せていない方も少なくないはずです。

 

本記事は、バイナンスに関する基礎的な知識を1つ1つ丁寧に解説していきます。利用する際の注意点などにも触れていくので、ぜひ参考にしてください。

1. BINANCE(バイナンス)とは?
1.1. BINANCE(バイナンス)は、取引高世界トップの海外仮想通貨取引所
1.2. 場合によって、手数料を抑えられる
2. BINANCE(バイナンス)を利用するメリット4つ
2.1. 取扱い銘柄が豊富にある
2.2. サポートが24時間365日受けられる
2.3. 最大125倍までレバレッジを効かせることが可能
2.4. 日本にはない「ゼロカットシステム」がある
3. BINANCE(バイナンス)を利用するデメリット3つ
3.1. 金融庁で認められている登録業者ではない
3.2. 日本円で入金できないため入金に手間がかかる
4. BINANCE(バイナンス)の登録・口座開設から入金までの手順
4.1. アカウントを作成し口座を開設する
4.2. トップページからログインする
4.3. 二段階認証を設定する
4.4. 本人確認書類を提出し個人認証をする
4.5. 国内の取引所よりBINANCE(バイナンス)へ送金もしくはクレジットカードで購入
5. BINANCE(バイナンス)のトレード方法は主に2つ
6. BINANCE(バイナンス)に関するよくある質問
Q1. BINANCE(バイナンス)は日本語対応している?
Q2. BINANCE(バイナンス)のコンバートとは?
7. まとめ

1. BINANCE(バイナンス)とは?

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

まずは、バイナンスとはなにか、基本的な情報を解説します。

 

1.1. BINANCE(バイナンス)は、取引高世界トップの海外仮想通貨取引所

バイナンスは2017年に創設された世界でもトップクラスの取引量を誇る仮想通貨(暗号資産)取引所で、登録ユーザー数は約9,000万人にのぼります

 

また、高い知名度を誇るバイナンスの情報はネット上にあふれているため、初心者でも容易に情報収集できるのは嬉しい点です。ただ、知名度を逆手にとった詐欺が存在するのも事実なので、正しい情報を選別できるだけの知識は身につけておく必要があります。

 

1.2. 場合によって、手数料を抑えられる

バイナンスで通貨の売買を行う際には、手数料0.1%が必要です。1万円分の取引でも手数料は10円なので、大きな負担になりにくいです。また、単純明快な一律の設定であるため、細かな計算を行う必要もありません。

 

手数料は0.1%からさらに引き下げることも可能です。バイナンス独自のコインであるBUSDの取引量やBNBの保有残高が増えると、アカウントのレベルが上昇し、手数料が安くなります。

 

2. BINANCE(バイナンス)を利用するメリット4つ

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

ここでは、バイナンスを利用するメリットを4つピックアップして紹介していきます。お得に便利に取引を行うために役立てられる知識なので、ぜひ参考にしてください。

 

2.1. 取扱い銘柄が豊富にある

最大のメリットは、取扱い銘柄が豊富にある点です。2022年7月時点において、バイナンス上に登録されている仮想通貨は600種類を超えます。

 

国内の取引所で売買できる銘柄は多くても22種類(2022年7月時点)になっています。よりマイナーな領域にも挑戦してみたいという気持ちが生じてきたときに、バイナンスは幅広い選択肢を提供してくれます。

 

もちろん種類が多いだけに、手を出してはいけないコインが売買リストに並んでいる場合もあります。銘柄を選定する際には細心の注意が必要です。

 

2.2. サポートが24時間365日受けられる

バイナンスのユーザーは、24時間365日いつでもサポートを受けることができます。特に初心者のうちは、操作方法はもちろん、取引上の疑問点などが頻繁に生じてくるため、充実したサポート体制が整っているのは、大きなメリットといえます。

 

たとえば、よくある質問をまとめたFAQが充実しているので、ほとんどの疑問点は自分で解決できます。また、チャットサポートも非常に利便性が高いサービスです。気になったことを気軽に質問でき、的確な回答を得られるため、ストレスなく取引を進められます。

 

2.3. 最大125倍までレバレッジを効かせることが可能

高いレバレッジでハイリターンを望めるのもバイナンスの特徴です。125倍ものレバレッジを効かせられるため、資金が乏しくても十分に投資を楽しむことができます。国内では2倍が限度なので、その差は歴然です。

 

ただしレバレッジは諸刃の剣でもあるため、大きなリスクが伴うことを忘れてはいけません。急な価格変動が起きると、口座残高がゼロになる可能性もあります。

 

2.4. 日本にはない「ゼロカットシステム」がある

バイナンスを使えば、借金をするリスクがほとんどありません。「ゼロカットシステム」の導入により、証拠金以上の損失が生じてもマイナス分は取引所が負担してくれます

 

日本では法律で禁じられているゼロカットシステムの恩恵を受けられるだけでも、バイナンスを選ぶ価値はあるといえます。もちろん適切なロスカットを自身の手で実行するのが基本ですが、ゼロカットシステムは投資家の安心材料になります。

3. BINANCE(バイナンス)を利用するデメリット3つ

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

今度は、バイナンスに潜む負の側面をお伝えします。正しい知識があればデメリットを回避できる場合もあるので、参考にしてください。

 

3.1. 金融庁で認められている登録業者ではない

まず、バイナンス自体は金融庁の認可を受けていないので、口座開設は、あくまで自己判断で行う必要があります

 

もともと日本においては、金融庁が認めた取引所しかサービスを提供することができません。公的に認められていない取引所を使った場合、万が一トラブルが発生したとしても、自己責任として処理しなければならない部分もでてきます。

 

一定のリスクを考慮したうえで、利用するかどうかを判断するように心がけてください。

 

3.1.1. 日本で禁止される可能性はある?

今後、金融庁の認可を受けてないバイナンスを日本で使えなくなる事態は起こりえます。実際、2021年6月には金融庁が警告を出しています。日本居住者に対して無登録でサービスを提供するのをやめるよう求めています。

 

実は、同様の警告は2018年にも公表されています。ただ、いまなお状況に変化は見られないので、今後本格的に利用が妨げられる可能性は低いと考えられます。

 

3.2. 日本円で入金できないため入金に手間がかかる

バイナンスは日本円の入金に対応していないので、入金手続きに時間と手間がかかってしまいます。そのため取引を始める前には、国内取引所で仮想通貨を買ったあとに、バイナンスのアカウントに向けて送金するのが広く知られた方法です。

 

その他にも、クレジットカードや決済代行サービスなどを活用すれば取引できるようになります。しかし、いずれの場合でも、入金の利便性が低いという点はあらかじめ理解しておく必要があります。

4. BINANCE(バイナンス)の登録・口座開設から入金までの手順

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

ここからは、バイナンスの登録・口座開設から入金までの手順を詳しく解説します。

 

4.1. アカウントを作成し口座を開設する

はじめに、アカウント作成と口座開設を行います。バイナンス公式サイトのトップページにある「登録」をクリックすれば、手続きを開始できます。

 

電話・メール・AppleID・Googleアカウントのいずれかで登録可能ですが、本項ではメールでの登録を例に説明します。

 

まずメールアドレスと任意のパスワードを入力し、利用規約などに問題なければ同意してください。次に、メールで送付される認証コードを入力すれば、口座開設は完了です。

 

認証コードが届かない場合は、迷惑メールに分類されていないか確認しましょう。また、時間を空けて再送信しても届かないのであれば、パスワードの再設定を申し込むのも1つの方法です。

 

4.2. トップページからログインする

口座開設完了したらトップページの「ログイン」をクリックし、メールアドレスとパスワードを入力します。このとき、「パスワードを忘れた場合」をクリックすれば、メールを正しく受信できるかどうかの確認が可能です。

 

次に、認証コードの入力欄の右に表示されている「コードを取得」をクリックしてください。すると、認証コードがメールで送られてくるので、そのまま入力します。以上でログインが完了です。

 

4.3. 二段階認証を設定する

続いて、二段階認証を設定します。セキュリティ保護の観点から二段階認証は非常に有効なので、利用することをおすすめします

 

トップページの人型アイコンから表示される「ダッシュボード」をクリックし、サイドバーの「セキュリティ」に進みます。すると、電話番号やメールアドレスなどによる二段階認証の設定ができるので、早めに手続きを済ませましょう。

 

4.4. 本人確認書類を提出し個人認証をする

次に、入金手続きに必要な個人認証を行います。

 

ダッシュボードのサイドバーにある「本人認証」に進み、「すぐにはじめる」をクリック。氏名などの個人情報を入力し、本人確認書類の提出及び顔認証を実施すれば、個人認証は完了します。

 

4.4.1. BINANCE(バイナンス)の本人確認は危険なのか?

バイナンスの本人確認に抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。実際、バイナンスは過去にハッキングを経験しています。その被害額は45億円にものぼり、世間を騒がせました。

 

ただバイナンスは被害額をすべて補償し、1週間後には運営を再開しています。即座にユーザーファーストの対応を講じたバイナンスへの信頼度が高まった出来事といえるでしょう。もちろん利用する立場としても、資産を分散させるなどの対応を心がけることが大切です。

 

4.5. 国内の取引所よりBINANCE(バイナンス)へ送金もしくはクレジットカードで購入

最後に、入金の手続きを行いましょう。前述のとおり、バイナンスでは日本円の入金が不可能なので、国内取引所で購入したビットコインを送金する方法を紹介します。

 

送金するには「アドレス」と呼ばれる送り先の住所が必要です。メニューの人型マークの横にある「ウォレット」「ウォレット概要」の順番で確認できます。

 

「仮想通貨の入金」から受け取る仮想通貨の種類を選べるので、ビットコインを選択します。表示されたアドレスを国内取引所の送金画面に入力すれば、送金に必要な手続きは完了です。

 

送金自体は非常に簡単で、慣れれば数分で終えることができます。ただし、最初は少額の送金で正しく手続きできているか確認しながら進めていくのがおすすめです。

5. BINANCE(バイナンス)のトレード方法は主に2つ

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

主なトレード方法は2つあります。まずは、そのときのビットコイン価格を採用して即座に注文する「成行注文」です。成行注文はすぐ成立するケースがほとんどなので、なるべく早く仮想通貨を入手したい、手放したいという場合に有効な方法といえます。

 

もう1つは、事前に決めておいた売買価格に達したときに注文が成立する「指値注文」です。機械的に取引が実行されるので、瞬間的に売買を決断できない人に適した方法といえます。

 

どちらの方法にもメリット・デメリットがあるので、自分のスタイルに適したトレード方法を柔軟に選択できるように知識と経験を養いましょう。

6. BINANCE(バイナンス)に関するよくある質問

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

最後に、よくある質問を回答していきます。初心者がつまずくポイントは基本的に同じなので、スムーズに取引を始めるためにもぜひ参考にしてください。

 

Q1. BINANCE(バイナンス)は日本語対応している?

2022年7月現在、バイナンスの公式サイトでは、日本人の利用を想定した完全な日本語表記が導入されています。海外サービスの場合、雑な翻訳で意味が読み取りづらいケースもありますが、バイナンスの翻訳は丁寧なので問題なく読み進められます。

 

なお、バイナンスは金融庁からの指示によって、一時的に日本語非対応となった時期がありました。ただ、2020年に再開されて以降、現在に至るまで日本語でのサービス提供は続けられています。

 

2度目の警告も行われているため、今後バイナンスがどのような判断を下すのかはまだわかりませんが、新たな動きが生じる可能性もあるので、ユーザー視点からも動向を注視しましょう。

 

Q2. BINANCE(バイナンス)のコンバートとは?

コンバート機能を利用すれば、保有する仮想通貨を別の仮想通貨に交換できます。手数料無料で、手続きも非常に簡単であるところが最大の魅力といえるでしょう。また、最低取引額を満たさないほどの少額残高が生じた場合に、バイナンスコインと交換するなどの使い方も可能です。

 

ただし、コンバートできるのは少額に限られています。また、コンバートの対象は数十種類の主要な仮想通貨に限定される点にも注意が必要です。

7. まとめ

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

バイナンスには、日本の取引所にはない魅力が数多く存在します。仮想通貨を始めたばかりの初心者でも、正しい知識をもって賢く利用すれば、大きなリターンを得られる可能性は十分あるでしょう。

 

しかし前述したとおり、バイナンスは日本の金融庁に認められている登録業者ではありません。バイナンスの利用はいつ停止されてもおかしくない状況にあることを念頭に置いて、あくまで自己判断で利用するようにしましょう。