朝日建設が賃貸マンションに「ワークスペース」を作る狙い

2020年の春から蔓延した新型コロナウイルス感染症。この影響で多くの企業がリモートワークを採用し、自宅で仕事をする人が増えました。共用部分にリモートワークのためのブースを設置した分譲マンションが話題になりました。朝日建設株式会社は賃貸マンションでありながら、各住戸に「ワークスペース」を完備した物件を建設しています。「時代のニーズですね。新型コロナの蔓延がなければ、こんな発想はわかなかったと思います」と話すのは、同社広告宣伝部次長の大空正樹氏。賃貸マンションなのに、なぜ「ワークスペース」を設置するのか、その狙いを大空氏が解説します。

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来春、全戸ワークスペース付き賃貸マンションが完成

朝日建設は「フリープラン設計が売り」ということもあって規制が少ないのです。賃貸マンションを建てるオーナーさんから「契約後の設計変更によく対応してくれる」といわれることはめずらしくありません。とくに全戸ワークスペース付き賃貸マンションを建てるのは初めてのことです。新聞や雑誌などからワークスペースに関する情報を得たら、オーナーさんや現場監督などの関係者と話し合い、いいところは取り入れるようにしています。

 

ワークスペースに力を入れてみようと考えたのは1年ほど前です。弊社で賃貸マンションを2棟建てたオーナーさんから、20年ぶりに3棟目を建てたいという話があったとき、ほかの物件と差別化したいという要望がありました。

 

弊社は遮音性・断熱性にすぐれ、結露も防止する二重サッシや、高性能・省エネの内断熱工法が売りなのですが、これらの特長にプラス時代のニーズに合った賃貸マンションを建てたいという話になったのです。これから先を見据え、若い人に人気が出る賃貸マンションを建てたいということで、いくつかの案の1つがワークスペースでした。

 

このワークスペース付き賃貸マンションは1LDKと2LDKの16世帯の4階建て鉄筋コンクリート(RC)造です。全室同じものではなく、3タイプのワークスペースを採用しています。来年(2022年)3月に完成予定で、このほかにも来春に向けてワークスペース付き賃貸マンションを数棟建設中です。

 

賃貸マンションでも集中できるワークスペースがある。
賃貸マンションでも集中できるワークスペースがある。

 

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賃貸だからこそ、いい物件にしたいというこだわり

賃貸マンションだと、そんなにこだわった物件ではなくてもいいのでは? と考える人は少なくないかもしれません。ただ、朝日建設にはこのような発想はありません。賃貸だからこそ、分譲マンションや戸建てを持つまでの大事なステップだと考えています。来春完成のワークスペース付き賃貸マンションは1LDKと2LDKです。ご夫婦もしくは小さなお子さんがいるご夫婦が主に入居すると予想しています。

 

家賃補助が出る会社に勤めている人や、賃貸でも快適なマンションに住みたいと考えている入居者が多いので、これらの人のニーズに合ったこだわりの賃貸マンションを建てています。オーナーさんも弊社を信頼してくれ、弊社もオーナーさんに応えるために強い思いをもって取り組んでいます。こだわりや差別化することで、長期的な満室を維持するのが狙いです。

 

初の全戸ワークスペース付き賃貸マンションは神奈川県大和市で、最寄り駅から徒歩16分の立地です。それでも、この物件の隣に20年前に弊社が建てた2LDKの賃貸マンションがあるのですが、全9世帯がずっと満室です。駅から少し遠い立地ですが、このあたりは車を使って生活するエリア。周りにも分譲マンションや戸建てがどんどん建っている人気エリアです。つまり、居住ニーズの高い立地なのです。

 

ワークスペースが付くからといって、家賃が高くなるわけではありません。相場より家賃を上げて満室にできなかったらもともこもありません。家賃を上げるのではなく、家賃を下げなくてもいい魅力を付け加えるという発想です。そして10年、20年と満室が続く魅力的な物件でなければ、オーナーさんに建ててよかったと思ってもらえません。

 

大空正樹 株式会社朝日建設 広報宣伝部次長
大空正樹 朝日建設株式会社 広告宣言部次長

 

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柔軟に対応できるワークスペースが理想

「ワークスペース以外にも使えるスペースが理想」と言えば矛盾していると思われるかもしれませんが、入居者がワークスペースを使わなくなった場合、ムダな空間となってしまいます。これでは将来、空室につながる恐れがあります。ニーズがズレたときに柔軟な対応ができなければなりません。

 

たとえば、ウォークインクローゼットとつながっているワークスペースは2畳ほどの広さなので、収納にも使えるように可動棚を付けています。「小さなお子さんがいる世帯では、お母さんがワークスペースに入ったら、子どもが心配する。お母さんもお子さんの様子が見られなくて困るのでは?」という意見が出ました。それなら扉に透明のガラスを入れれば、問題は解決します。このほかWi-Fiが使えるかなど、初めての試みなので苦労するところはあります。そのため、現場で調整しながら建てています。

 

フレキシブルな対応ができなければ満足のいく建物を建てることは難しいと思います。「設計図どおりに建てるだけでは意味がない」と言って現場監督も協力を惜しみません。オーナーさんも我々も、新しいタイプの賃貸マンションを成功させようと真剣に取り組んでいます。

 

「浴室乾燥」は標準設備で、洗濯物を干すことができ、乾燥・暖房・涼風・換気ができます。
「浴室乾燥」は標準設備で、洗濯物を干すことができ、乾燥・暖房・涼風・換気ができます。

 

<朝日建設について>
神奈川県2020年度年間完工数ランキング第1位(過去12回1位)、関東エリア第8位の実績。2021年10月末現在 645棟(8,979戸)の建築実績を誇ります。
東京・神奈川限定、専属スタッフの万全のフォローとアフターサービス体制で、1棟1棟、最適な建設プランと事業収益プランをご提案します。朝日建設の賃貸マンションは高性能・省エネ、冬暖かく、夏涼しい、防音にも優れた快適空間を提供します。入居者も満足、高い入居率(2021年10月末約99.02%の入居率)で安定経営が可能です。

 

大空 正樹
朝日建設株式会社
広告宣伝部 次長

 

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朝日建設株式会社 広告宣伝部 次長 

北海道浦河町出身。青山工学専門学校札幌校卒業後、朝日建設株式会社に入社。工事部として現場監督を経験し、現在は広告宣伝部に在籍。

著者紹介

連載朝日建設が「賃貸マンション」建設にこだわる理由

取材・構成/桃山 透
※本インタビューは、2021年9月29日に収録したものです。

本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、著者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。