神奈川県の住宅地地価…上昇率で注目のエリアは?
さらに前年との変動率で、注目のエリアを見ていきましょう。
上昇率のトップは「横浜市西区岡野2丁目」。「横浜駅」西口から歩くこと12分ほどの住宅街です。
横浜駅西口には、昨年、「JR横浜タワー」がオープンし、「ニュウマン(NEWoMan)横浜」「シアル(CIAL)横浜」「 T・ジョイ 横浜」の3つが複合施設が誕生。横浜といえば、なにかと「MM21地区」が注目されがちですが、交通・生活の利便性を考えれば、「横浜駅」を最寄り駅にするエリアのほうが何かと便利です。
「横浜市西区岡野2丁目」の地価は、40万円/㎡。神奈川県で一番の繁華街に近いながら、会社員でもなんとか検討できる地価といえそうです。
上昇率第4位に入ったのは、「神奈川県厚木市愛甲1丁目」。コロナ禍で住みたい街として話題になった厚木市。その中心の「本厚木駅」から1駅の「愛甲石田」の駅前というロケーションです。閑静な住宅街ですが、大型商業施設も充実する「本厚木」を生活圏内に入るという利便性が魅力です。地価も15万7000円/㎡と、会社員にも身近な価格になります。
【神奈川県住宅地の地価対前年変動率ベスト10(住宅地)】
1位 神奈川県横浜市西区岡野2-17-15(3.90%)
2位 神奈川県横浜市西区岡野1-18-2(3.50%)
3位 神奈川県横浜市西区南軽井沢14番12(3.30%)
4位 神奈川県厚木市愛甲1-17-48(3.30%)
5位 神奈川県川崎市多摩区宿河原2-20-24(3.20%)
6位 神奈川県横浜市栄区笠間2-9-44(3.20%)
7位 神奈川県相模原市緑区橋本8-10-1(3.10%)
8位 神奈川県相模原市緑区橋本1-15-15(3.00%)
9位 神奈川県相模原市緑区東橋本3-14-8(2.90%)
10位 神奈川県横浜市港北区綱島東1-16-18(2.90%)
出所:国土交通省2021年公示地価(1月1日時点)より
そのほか、リニア駅設置で注目高まる、京王電鉄相模原線、JR横浜線「橋本駅」周辺や、東急電鉄新横浜線の新駅開業が迫る「綱島駅」周辺などで地価の上昇が顕著になっています。
地価のトレンドも時代と共に変わっていくもの。思い描くライフスタイルと、10年後、20年後の街の姿を想像して、悔いのないロケーションを選びましょう。