2コンテナで「大規模農家」…JA規格の高品質を実現
第2回に続き今回も、コンテナファームよりご案内します。隣接するもう一つのコンテナは、出荷・販売のための作業所兼事務所として使っています。
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栽培技術や品質管理を担当するのは、農業高校出身でパティシェの経験もある澤村雄二(テンフィールズファーム株式会社社長)です。彼を含めスタッフは現在4名ですが、弊社の持つ44基でのフル生産が開始したら最低20名は必要かと思います。
「しいたけのサイズは温度・水分量で変わります。基本は15~20度、湿度80%。つくるのはJA規格に準じたMサイズ中心ですが、LもSもつくれます。一気に温度を上げると急に成長してしまい、軸が細いのが育ってしまう。芽が出たときに少し温度を下げると成長が遅れ、その分軸が太くなって大きいのができます」(澤村氏)
私たちがお取引しているJAいなべの営業圏にはしいたけ農家が1軒しかなく、しかも生産量は1コンテナよりも少ないものでした。弊社は去年の3月から納めていますが、非常に品質が良いと好評で、「ほかの農家さんに指導してほしい」と言われました。地元の八百屋さんにも出荷しています。サイズの大きいもの、逆に小さく作ったものをパックして提供して喜ばれています。
「菌床が届いて1週間で収穫できる大きさになり、約450グラムのしいたけが取れます。1週間眠らせると栄養がもとに戻るので、2回目は水を注入し150グラムくらい。一つの菌床から600グラムくらい収穫できます。もちろん1年中収穫できます。ビニールハウスに比べて電気代も10分の1程度ですみます。なお使い終わった菌床は、バイオマス燃料として弊社で再活用します」(澤村氏)
しいたけの場合、年間2万菌床を栽培していれば大規模農家といわれます。ピンとこないと思いますが、2万菌床というと私たちのコンテナ一つで1万5000菌床ですから、2コンテナで大規模菌床になってしまうのです。私たちがこの市場をチームとしてやっていきたい理由はそこにあります。
「死角なし」「抵抗勢力なし」コンテナ投資の追い風
農業投資においては、生産する作物の品質を担保するだけでなく、販売ルートを確保することが重要な意味を持ちます。特に、どこで生産しようが全国に配荷してくれるJAさんとの取引は、量をさばくうえでも欠かせません。
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一方で、スーパーや直売所とのルートづくりも単価を上げていくために重要です。こうした販路の開拓や価格交渉なども、もちろん弊社で行います。投資家の皆さんは、私たちに任せきりで構いません。
しいたけがなぜ競争が少ないかというと、菌床栽培というある意味革命的な栽培技術革新が40年前に起きたことが大きいと思います。原木からつくるのと比べ、生産量が10倍は違ってきます。しかも、その当時菌床栽培で儲けた人たちが、いまではみな80~90歳になり、後継者もいない状況にあります。
日本の農業にとっては深刻な問題ですが、コンテナ栽培投資にとってはそれも追い風となります。これまで私はいろいろな事業投資に挑戦してきましたが、市場関係者は我々の参入をみな嫌いました。なぜなら、それまでやりたくてもできなかったことを実現してしまうからです。
しかし、コンテナ栽培投資は、皆さんに大変喜んでいただけるところが大きく異なります。JAも協力的ですし、農家も新しい血が入ることを歓迎してくれます。いまのところ「死角なし」「抵抗勢力なし」というのが私の偽らざる心境です。
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