やる気スイッチグループが展開する「7つの教育事業」とは?

コロナウイルスの蔓延や先の見えない景気停滞といった状況のなか、事業の多角化で安定を目指す経営者も多いでしょう。そういった方にお勧めなのが「教育ビジネス」への進出です。教育ビジネスは景気の影響が比較的少ないのが特徴であり、また、子どもたちをサポートする「地域貢献性」が、企業の評価につながるというメリットもあります。ここでは、やる気スイッチグループが運営する7つのスクールについて、その概要を紹介します。

やる気スイッチグループが展開する「7つのスクール」

第1回第2回の記事を通じて、やる気スイッチグループの教育ビジネスにまつわる理念や考え方をご紹介してきました。第3回目となる本記事では、各スクールの具体的な運営内容のほか、収益性などについても数字モデルをあげながら、ご紹介していきたいと思います。

 

 

なお、下記の各スクールの収支シミュレーションについては、いずれの数値も目安であり、物件の条件、採用状況、その他の条件で収支は変動する点にご注意ください。

スクールIE

【事業内容】

オーダーメイドの完全個別指導。

 

【対象】

小学生~高校生

 

【特色】

多様化する教育ニーズのなか、一層の広がりを見せる個別指導塾の市場を牽引。1,000校を超える開校実績と、それに伴う経営ノウハウ・教育ノウハウの蓄積、手厚いサポート体制が強み。講師陣が全国の教室をサポートする、インターネット個別指導「IE-GAiA」も展開。

 

【収支シミュレーション(1校)】

生徒数 :100人

年間売上:約4,251万円

営業利益:約1,104万円

営業利益率:25%以上

 

【その他】

スクールIE全オーナー約450名のうち、約3割が複数校展開を実施。

チャイルド・アイズ

【事業内容】

知能教育学と幼児心理学に基づいた、質の高い知能育成を目指すスクール。

 

【対象】

1.5歳~小学校6年生

 

【特色】

知能教育学と幼児心理学に基づいた質の高い知能育成法で、学習を受け入れる脳の器を拡げ、小学校受験にも高い効果を上げている。1年間で生徒の95%にIQの向上が見られる。レッスンは勉強ではなく、「考える遊び」という位置づけ。1.5歳~7歳までの「知能育成コース、4歳~6歳までの「小学校受験コース」、7歳~12歳までの「思考力アドバンス」の3コースを用意。

 

【収支シミュレーション(1校)】

生徒数 :120人

年間売上:約2,800万円

営業利益:約1,036万円

営業利益率:37%以上

 

【その他】

1.5歳から12歳まで通える複数のコースを用意しているのため、1人のお子さんに長く通ってもらいやすく、安定的な売上が期待できる。また、「思考力」を身につける幼児教育の需要は高いが、現状では十分な供給があるとはいえない。そのなかにおいて「チャイルド・アイズ」は保護者の方のニーズを的確にとらえているといえる。

 

忍者ナイン

【事業内容】

日本初の、スポーツバイオメカニズムを取り入れたスポーツ教室。

 

【対象】

年中~小学校3年生

 

【特色】

日本で初めてスポーツバイオメカニズムを取り入れた画期的なスポーツ教室であり、すべての競技の基礎となる9つの運動動作「走・跳・投・打・捕・蹴・組・リズム・バランス」を高める。忍者ナインラボは「テナント型・サテライト型・園内開校型」を用意。都道府県単位のエリア契約で、エリア内は何ラボ(教室の場所)も開校可能(既存ラボからは半径500mの排他エリア)。

 

 

【収支シミュレーション(1ユニット、5ラボ展開)】

生徒数 :25人

年間売上:約1,245万円

営業利益:約379万円

営業利益率:約30%

※メインインストラクター1名、サブインストラクター2名を雇用として試算

 

【その他】

都道府県単位の契約エリアであれば、加盟金70万円で何ラボでも開校が可能なシステム。追加の加盟金は不要で、複数開校も行いやすく、収益拡大が期待できる。

 

WinBe

【事業内容】

英語圏の学習法で学ぶ世界基準の英会話スクール。

 

【対象】

幼児~小学校6年生

 

【特色】

正確な英語を身につけるだけではなく、英語圏の文化を体感できるカリキュラムで、子どもたちの英語力と心の成長をも培うことができる。多学年のレッスン環境の中で社会性や協調性を身につけ、外国と日本の文化のそれぞれ良い部分を取り入れ、真の国際感覚を持った人間育成を目指す。

 

【収支シミュレーション(1校)】

生徒数 :120人

年間売上:約2億5,200万円

営業利益:約9,360万円

営業利益率:37%以上

 

【その他】

幼少期から本物の英語に触れることで、語学力を飛躍的に伸ばすことを目指す。日本人と外国人のダブル体制で、英語と英会話の2つに対応。他社とは異なる独自のプログラムにより、差別化を図る。

Kids Duo

【事業内容】

英語が身に付く学童保育・プリスクール。

 

【対象】

3歳~小学校6年生

 

【特色】

英語漬けの環境で子どもを預かる新しい学童保育。長時間英語の環境にいることで、自然と英語が身についていく。知育を取り入れた多彩なプログラムの中から、子どもたちが自分でやりたいことを選択することで自主性を養うとともに、多学年・多人数の環境の中で社会性や協調性、コミュニケーション力も身つけられる。スクールはネイティブスタッフと日本人スタッフのダブル体制で、外国と日本の文化のそれぞれ良い部分を取り入れ、国際感覚を持った人間育成を目指す。

 

【収支シミュレーション(1校)】

生徒数 :120人

年間売上:約6,000万円

営業利益:約1,000万円

営業利益率:約21%

※3校展開すれば、年間売上約1.8億円、営業利益約3800万円が見込める。

 

【その他】

「学童保育+英語教育」としては良心的な料金設定となっている。早期英語教育のニーズの高さに加え、安価となれば生徒数確保には困らないといえる。

 

i Kids Star

【事業内容】

バイリンガル×アクティブな幼稚園。

 

【対象】

幼稚園年少~年長

 

【特色】

子どもの個性を大切にしながら、バイリンガル教育・知能教育・運動指導を通じた様々な体験のなかで、国際性・自主性・社会性・協調性・思いやりの心・想像力を養う。

 

【収支シミュレーション(1校)】

 

生徒数 :114人(定員)

年間売上:1億5,200万円

償却前営業利益:2,900万円

営業利益率:約20%

 

【その他】

共働きニーズに応える駅前型保育施設のため、高収入層の子弟にアプローチできる。

バイリンガル幼稚園KidsDuo International

【事業内容】

従来の幼児教育という概念にとらわれない、国際人の育成を目指す新しい幼稚園。

 

【対象】

2歳~6歳

 

【特色】

英語と日本語のバイリンガル教育、思考力や発想力を育む知能教育、スポーツ科学に基づく運動指導、社会の仕組みを学ぶ職業体験プログラムの4つを軸とした、今までにないまったく新しいカリキュラムが特徴。

 

【収支シミュレーション(1校)】

生徒数 :342人

年間売上:5億8,100万円

営業利益:1億1,500万円

営業利益率:20~21%

 

【その他】

保育園(長時間お預かり)と、幼稚園(しっかしりた教育カリキュラム)の「いいとこどり」をすることで、時間はないが資金に余裕のある、高所得層の保護者のニーズを捉えることが可能。

トータルで1,700校を展開、生徒総数は約9万2,000人

現在、やる気スイッチグループでは、1,700校を展開しており、生徒総数は約9万2,000人です。幅広いブランド展開による顧客の囲い込みだけでなく、英語保育、幼稚園、知育事業、スポーツ教室等、グループ間で相互送客を実現しています。

 

「脳」「心」「体」の3つの相乗効果により、子供たちの成長はさらに促されていきます。心が育つと頑張る意欲が、頑張れる体力がつくと、脳が活性化するのです。深く考えることができる力は、豊かな人間力を育みます。

 

「脳」「心」「体」それぞれを、子どもたちひとりひとりに合った方法で、バランスよく伸ばすことが、やる気スイッチの教育哲学です。すべての子どものやる気スイッチを「ON」にするため、私たちはこれからも、知識だけではない真の学びを提供します。

 

 

庭野 匠

株式会社やる気スイッチグループ

やる気の科学研究所 所長

 

株式会社やる気スイッチグループ
 やる気の科学研究所 所長

1980年千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系修士課程修了後、株式会社Z会・株式会社リクルートコミュニケーションズにて勤務。教育にデジタルの要素が導入されつつある過渡期において、タブレット学習の学習支援サービスの立ち上げ、事業再生、新規事業開発などに従事。

2019年から株式会社やる気スイッチグループにジョインし、現在はグループのシンクタンク「やる気の科学研究所」にて、事業開発やグループの指導メソッドの研究を担当。グループ共通の教務プラットフォーム『やる気スイッチプレミアムクラブ』や、やる気についてのオウンドメディア『やる気ラボ』の立ち上げを手掛けている。

一貫して教育業界でのキャリアを築き、持続的な社会形成における教育ビジネスの可能性を追求している。

著者紹介

連載企業経営者が「教育ビジネス」に進出するメリット