一流の人材に共通する「好奇心旺盛」というファクター

今回は、一流の人材に共通する「好奇心旺盛」というファクターについて見ていきます。※本連載は、半蔵門パートナーズ・社長で、自身も日本を代表する現役のヘッドハンターとして活躍する武元康明氏の著書、『会社の壁を超えて評価される条件』(徳間書店)の中から一部を抜粋し、経営者の目線で「一流人材の条件」とは何かを見ていきます。

印象深い方々の「その後」を調べてみると・・・

前回に続きますが、私が気づかされた優秀な人材のパーソナリティとして、謙虚であること、考えや行動に柔軟性があること、そして、好奇心が旺盛であることが挙げられます。

 

これは必ずしも社長や取締役などの企業トップについてだけでなく、まだまだビジネスパーソンとして坂をのぼり続けているかたに関しても同様なことと思います。

 

好奇心旺盛であることが、その後の彼らの人生にどう活かされていくのか。ふと、そんなことを考え、かつてお会いしたなかでもとくに印象に残っているかたがたが、現在どういう立場になっているのか追跡調査をしたことがあります。やはり皆さん、かなり出世されていて、お会いしたときより数段上の立場に就いているかたが大半でした。

なぜ彼らはステップアップできたのか?

なぜ、彼らはステップアップできたのか、私なりに推測してみました。

 

彼らは好奇心旺盛であるがゆえに、何ができたのか。例えば、以下のような状況が思いつきます。

 

●自身の会社のなかだけの付き合いではなく、同業他社あるいは業界を超えた横のつながりを求めようと行動した

 

●それによって人脈の広がりが生まれ、その人脈を通じて様々な知識や知恵を習得したことが自身の成長を促し、ステップアップに至った(異なる分野の人間関係により知識を習得することは創造性=イノベーション力を刺激することにもなる)

 

●あるいは、そこで築いた人間関係をきっかけに、新たな取り組みや改革にチャレンジし、成果を上げた

 

このように私が推測する背景には、ある人物の行動姿勢が影響しています。現在、『コニカミノルタ株式会社』の顧問をされる一方、台湾企業『鴻海』による買収で改革期を迎えた『シャープ株式会社』の取締役に就任された、中矢一也さんです。

 

中矢さんとは、もう7~8年の付き合いになるのですが、面白そうな話にはご自分から寄っていくような非常に好奇心旺盛なかたで、なおかつプレイングマネジャーとして自ら手足を動かしていく積極性をお持ちでもあります。

 

非常にご多忙なのですけれども、今でも年に1回はお会いして情報交換を含めた世間話をさせていただいていますが、その都度、大変刺激を受けています。私から見て中矢さんは一流の人に共通するものをすべて持った、その象徴のような存在です。そんなかたに出会えたご縁は、私にとって大きな財産です。

半蔵門パートナーズ 社長

1968年生まれ、石川県出身。
日系・外資系、双方の企業(航空業界)を経て、19年の人材サーチキャリアを持つ、経済界と医師業界における世界有数のトップヘッドハンター。日本型経営と西洋型経営の違いを経験・理解し、企業と人材のマッチングに活かしている。
クライアント対応から候補者インタビューまでを自身で幅広く手がけるため、全国各地を飛び回る。
2003年10月にサーチファーム・ジャパン設立に参加、08年1月に社長、17年1月~3月まで会長就任。
現在、半蔵門パートナーズ代表取締役。大阪教育大学附属天王寺小学校の研究発表会のほか、東京外国語大学言語文化学部でのビジネスキャリアに関する講演などの講師としても活躍。

著書に
『会社の壁を超えて評価される条件:日本最強ヘッドハンターが教える一流の働き』(徳間書店)
『ヘッドハンターはあなたのどこを見ているのか』(メディアファクトリー新書/KADOKAWA)
『ザ・ヘッドハンティング 未上場でも、知名度がなくても、優秀な人材は採用できる!』(日本法令)

著者紹介

連載経営者の目線で見抜く「一流の人材」の条件

会社の壁を超えて評価される条件

会社の壁を超えて評価される条件

武元 康明

徳間書店

ヘッドハンティングの最前線で求められる一流ビジネスパーソン、彼らはなぜ高評価されるのか。クライアントからの依頼に独自の情報分析に基づく人材を探し、転職マッチングを行うサーチ型ヘッドハンティング。その業界で国内最…

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