検索
【前回記事】「自分はメンタル強いから大丈夫」「今までキツいことを乗り越えてきたから大丈夫」――この思考が“実は一番危ない”ワケ
不安はやる気に変えられる
生きていると、予想外な状況や辛い状況に遭遇することはよくあると思います。しかし、そういったときにネガティブになって、「嫌だ…」「やりたくない…」という気持ちになると、ドンドン嫌になり、パフォーマンスが下がってしまいます。
そういった状況になると最終的には現実逃避になってしまうので、「恐怖突入」という考え方を覚えておいてください。恐怖突入は、森田療法という精神療法の考え方です。あえて恐怖を受け止めて、「なんとかなれー！」と前に進むのです。
「終わってみると、自分が思っているほど状況は悪くなかった」ということはよくあると思います。たとえば、嫌だと思っていたクレーム処理がすぐに終わったり、トラブルもすぐにリカバリーできたりと、やってみるとすんなり解決できることはよくあります。
ただ、そうは言っても不安な気持ちはあると思うので、ここで恐怖に立ち向かえる方法をお伝えします。
不安なときは「興奮してきた！」「オラ、ワクワクすっぞ！」
生活の中で不安感を感じたときは、無理に落ち着かせようとするよりも、「興奮してきた！」と思うと、良いモチベーションに変換できるそうです。
もし不安を感じたときは、アニメ『ドラゴンボール』の主人公の孫悟空のように、「オラ、ワクワクすっぞ！」と言うと気分が大きく変わります。
また、アニメ『ルパン三世』の次元大介は、ピンチになると、「さて、面白くなってきやがった」と言いますが、これも魔法の言葉なのでぜひ使ってみてください。それまでの不安な気持ちから積極的な気分に変われます。
あなたの今の悩みに対して、「ワクワクすっぞ」「面白くなってきやがった」というだけで気持ちが変わるので、おすすめですよ。
そのほかにも、「盛り上がってきた！」や「この仕事をやったら、自分はヒーローだ！」なども有効です。場の雰囲気も明るくすることができます。
ただし、この方法は、自分のHP（体力）とMP（メンタル）がまだ十分あるときにのみ有効な技なので、自分の体力とメンタルをよく考えて使ってくださいね。
ぱやぱやくん
防衛大学校卒の元陸上自衛官。退職後は会社員を経て、現在はエッセイストとして活躍中。名前の由来は、自衛隊時代に教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして！」という叱咤激励に由来する。著書に『今日も小原台で叫んでいます 残されたジャングル、防衛大学校』『陸上自衛隊ますらお日記』（どちらもKADOKAWA）、『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』『「もう歩けない」からが始まり』（どちらも育鵬社）などがある。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか？」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走
