うちの子〈発達障害〉かも…医者の診断をうけるべきですか?【発達支援のプロが解説】

うちの子〈発達障害〉かも…医者の診断をうけるべきですか?【発達支援のプロが解説】

うちの子、周りの子とちょっと違う、発達障害かも……。そう悩む人は多いものの、子どもに「障害がある」と診断されることに少なからず抵抗感を持つケースも多いでしょう。今回は、発達障害の診断を受けるべきかどうかについて、子どもの人生をより豊かに、その長期的な成長を見届けられるよう、発達支援のプロがアドバイスします。

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発達障害の診断、受けるべき?

お子様の発達が気になって情報を収集する中で、医療機関で診断を受けるべき?と悩んでいる保護者様も少なくありません。

 

診断をおこなえるのは医師(医療機関)のみですので、発達障害についても診断を受ける場合には、医療機関を受診する必要があります。小児科・児童精神科・小児神経科や発達外来、また大学病院や総合病院などで受けることができます。

 

注意すべき点として、診断がなくても利用可能な支援や福祉サービスはあるということが挙げられます。そのため、現在のお子様の年齢や困り事の内容、現在の受けられている支援などから、受診するかどうか考えてみる必要はあります。

 

医療機関を受診するかどうかを悩まれる場合には、医療機関以外の発達支援スクールや専門機関でまずは相談をしてみるという方法もあります。

 

発達障害の診断は、お子様やご家族にさまざまなメリットをもたらすこともあります。
そこで、子どもが発達障害の診断を受けるメリットについて考えてみましょう。

 

診断を受けるメリットのひとつに、子どもの苦手の根本原因を知り、最適な対応・サポートができるようになることが挙げられます。診断結果は、苦手の原因や対策を知るためのヒントになります。

 

障害特性によるものである場合、お子様本人の努力ではどうにもできませんので、特性に合わせたサポートが必要です。ご家族が特性に寄り添った接し方に変えることで、できることが増えたり、問題行動を減らせる場合もあります。

発達障害…診断を受けるメリットは?

もう一つのメリットは、診断があることで、公的なサポートを受けることや学校に合理的配慮の依頼ができることです。

 

診断を受ける(診断書ではなく、医師の意見書でも可)と、行政から給付金を受けながら、児童発達支援・放課後等デイサービスなどの障害児向け福祉サービスを利用できるようになります。

 

また、障害のある子どもも平等に教育を受けられるように、学校は「合理的配慮」を提供することが義務づけられていますので、一人ひとりの特性や発達に応じて、学校側に環境調整やサポートなどの配慮を依頼することができます。

 

お子様に「障害がある」と診断されることに、少なからず抵抗感を持つ方もいらっしゃると思います。急には難しい場合でも、保護者様がゆっくりと障害に向き合いながら理解を深めていくことが、お子様の人生をより豊かにし、長期的な成長に向けた一歩になると考えています。

 

どこに相談すればいいか迷う、診断を受けるべきかわからない、という場合は、ぜひコペルプラスをご活用ください。ホームページのお問い合わせフォーム、公式LINE、教室へのお電話などご相談しやすい窓口へお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

 

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本連載は、株式会社コペルが運営するホームページ内のコラム(https://copelplus.copel.co.jp/column/)を転載・再編集したものです。

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