売買タイミングを逃さないためのテクニカル分析の活用法

今回は、売買タイミングを逃さないためのテクニカル分析の活用法を見ていきます。※本連載は、IFTA国際検定テクニカルアナリストとして活躍する福永博之氏の著書、『ど素人が読める株価チャートの本』(翔泳社)の中から一部を抜粋し、「テクニカル分析」の基礎知識と分析方法を紹介します。

テクニカル分析で売買のタイミングを指示できる

本来は毎日株価をチェックしてほしいのですが、もし毎日株価をチェックできないにもかかわらず、株式投資がしたいと考えているのであれば、そういう人ほど、テクニカル分析を活用する必要があるでしょう。

 

なぜなら、テクニカル分析はもちろん万能ツールではありませんが、いざというときの判断材料になってくれるからです。

 

たとえば、株価が値上がりしている途中、急に海外に出張に行かなければならなくなり、株価をチェックできなくなってしまったとき、トレンド分析を使って、あらかじめトレンドが転換しそうなところでいったん利益を確保するといった注文を出すことが可能になります。

コンピュータに株価を見張らせておく

また、株価が上がり出したら買いたいと考えているが、飛行機や電車に乗って移動しなければならなくなってチャンスを逃しそうなとき、さらには、保有している株に含み損が発生し、売るかどうか迷っているときに急に大事な仕事が入ってしまい株価をチェックできなくなったようなときにも、役立ちます。

 

特に、老後の資金のために株で運用を行っているときに本人が病気になってしまったり、家族や両親の介護といった問題が浮上してしまったりしたときなど、ファンダメンタル分析は売買タイミングを教えてくれませんが、トレンド分析は、持っていた方がよいのか、持たない方がよいのかを教えてくれます。さらに、売買タイミング分析は、今買いなのか、売りなのかを教えてくれます。

 

フォーメーション分析は株価の天井や底値を教えてくれるため、忙しい人ほど、これらの分析を活用して売買注文をセットしておき、ポイントとなる価格をコンピュータに見張らせておくのです。

 

そしてそのポイントとなる価格になったら、自動的に買い注文や売り注文が流れるようにしておき、利益確保や損失確定の売りのほか、買いのチャンスを逃さないようにします。

 

ここで紹介した注文方法は逆指値注文といって、ネット証券などで普通に用意されているものですから、口座を作ると利用できます。また、トレーリングストップといった注文方法もありますので、活用できるようになるといざというときの助けになります。

 

万が一に備えて売買注文をしておこう
万が一に備えて売買注文をしておこう

株式会社インベストラスト代表取締役 国際テクニカルアナリスト連盟 国際検定テクニカルアナリスト

勧角証券(現みずほ証券)を経て、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)に入社。 同社経済研究所チーフストラテジストを経て、現在、投資教育サイト「itrust アイトラスト」の総監修とセミナー講師を務める。
6月より日本テクニカルアナリスト協会副理事長に就任。
日経CNBC「朝エクスプレス」、ラジオ日経「世界の株価 de 資産運用」、「スマー トトレーダーPLUS」、「ウイークエンド株!」などの番組にレギュラー出演中。 マネー誌やWEBの連載、著書多数。

著者紹介

連載売り買いのタイミングがズバリわかる「テクニカル分析」の基礎知識

ど素人が読める 株価チャートの本

ど素人が読める 株価チャートの本

福永 博之

翔泳社

人気アナリストの解説で勝率アップを目指そう! 本書はど素人でも株価チャートがスラスラ分析できるようになるしかけがいっぱいです! チャート分析の手法や指標を数多く羅列するのではなく、初心者が学べばすぐ実践できるも…

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