「自分史」を書く目的と具体的な執筆方法

今回は、「自分史」を書く目的と具体的な執筆方法について見ていきます。※本連載は、NPO法人ライフデザインセンターの編著、『旅立ちのデザイン帖―あなたらしい“終活"のガイドブック』(亜紀書房)の中から一部を抜粋し、「終活」に向けた各種の生前準備についてご紹介します。

人生は筋書きのないドラマ

「人生の履歴書」から一歩進めて、「自分史」を書いてみてはいかがでしょうか。すでに「人生の履歴書」という下書きがあり、筋書きはできあがっていますから、それをもとに自分史の執筆にチャレンジすることをおすすめします。自分史を書く目的には次のようなものがあります。

 

自分史を書く目的

●わたしがこの世に生きている「証し」

●わたしはこんなことを思って生きているという「宣言」

●ご家族や子孫や社会への「伝言」

●わたしが体験し、体得したことの「伝承」

●わたしの過去に関する「見直し」

●これからの生き方を考える「再発見」と「再構築」

●多くの人々に生かされてきたことへの「感謝」など

 

今日までをふりかえって、「平凡だったな!」と思っている人でも、必ず人生を左右する出来事に何度も立ち会っているはずです。人生は筋書きのないドラマですから、平凡ななかにも、その人だけの経験や、出会いや、喜怒哀楽がたくさんあるはずです。

生きてきたことを「率直に書く」のが原則

自分史は、いままで生きたあなたの「歴史書」ですから、自分にとって、どんなに権威のある歴史書より大切で尊いものであり、その後の人生をしっかり生きる指針になるはずです。思いきって、自分史を書き残してみてください。必ず新しい自分が見つかり、将来の道が見えてくるはずです。自分史は、生きてきたことを率直に書くのが原則です。

 

ですから、いいことも、悪いことも、成功したことも、失敗したことも、なんでも書いていいのです。自分を美しく着飾って見せる必要はありません。ひょっとすると、人には明かせない秘密や、知ってほしくないことなど、書きたくないことも出てくるかもしれませんが、そんな場合はいつか書けるときまで、しっかり胸に秘めておけばいいのです。

 

文章を書くのが苦手な場合は、年表形式の履歴書だけでもいいと思います。履歴書だと、あなたが生きてきた軌跡が一目でわかります。そして、自分にとって印象的な出来事があった年と、そのとき社会ではなにが起きていたか、ということも書き添えると、当時の時代背景がよくわかって便利です。

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連載今からはじめる“終活”ガイド

2001年6月に長野県で発足したNPO法人。自分らしく生きようとする人々に支援を行うことを目的として、主に高齢期の人々を対象とした活動を続ける。情報提供やセミナーおよび講演会の開催、各種の相談、講師派遣、成年後見人に関する事業や居宅介護支援事業などを行っている。弁護士、医師、司法書士、税理士、社会保険労務士、住職、牧師、ファイナンシャルプランナー、ケアマネージャーなどの専門家が理事として関わっている。2002年には「エンディングノート」の先駆けとして、『旅立ちデザインノート』『旅立ちアレンジ』を発行。現在、長野県長野市と松本市に事務所がある。代表理事は久島和子氏(写真)、小川和子氏、鈴木秀一氏の3名。

著者紹介

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

NPO法人 ライフデザインセンター

亜紀書房

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