今回は、自分史の一環として書く「感謝の手紙」について説明します。※本連載は、NPO法人ライフデザインセンターの編著、『旅立ちのデザイン帖―あなたらしい“終活"のガイドブック』(亜紀書房)の中から一部を抜粋し、「終活」に向けた各種の生前準備についてご紹介します。

書くことで、あなたの「大切な人」が分かる!?

毎年お正月に、自分史の一環として、ご家族や友人・知人への「別れの手紙」を書いている六〇代の男性がいます。彼は「書きはじめようと思ったとき、大切な人の顔が浮かんでくる。そして自分はいま、その人に向けて『感謝のメッセージ』を伝えているような気がする」とおっしゃっています。

 

このように、自分史は、読み手を意識しながら書く場合もあります。その読み手は、自分にとって大切な人に違いありません。なにも「別れの手紙」というかたちでなくても、「感謝の手紙」でもかまいません。

 

自分の人生をふりかえり、他人へのメッセージを残そうと思ったとき、あなたの大切な人はだれか?ということが、必ずわかってきます。

新しい「生き方」の発見にもつながる

大切な人へのメッセージ(感謝の手紙)目次例

 

●夫・妻へのメッセージ

●子どもたちへのメッセージ

●孫たちへのメッセージ

●友人たちへのメッセージ

●社会へのメッセージなど

 

健康で、元気なときでも、人は死を意識することがあります。それをきっかけに感謝のメッセージを書きつづることは、いつかは必ず「死」という旅立ちを迎える自分という存在を確認する作業にもなります。

 

大切な人に向けての思いや願いを書きつづることで、いままでの自分とは異なった「生き方」を発見することにもつながります。

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

旅立ちのデザイン帖 あなたらしい“終活"のガイドブック

NPO法人 ライフデザインセンター

亜紀書房

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