今回は、「生命保険料控除」の概要について説明します。※本連載は、証券アナリスト/AFPの頼藤太希氏、CFP/DCプランナーの高山一恵氏の共著、『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』(河出書房新社)の中から一部を抜粋し、税金を減らし、お金を貯めるノウハウをご紹介します。
サラリーマンが活用できる代表的な控除
サラリーマンの年末調整のうち、代表的な控除が「生命保険料控除」です。
「給与所得者の保険料控除申告書」に記入し、保険会社から送られてくる年末調整の保険料控除証明書を添えて、会社に提出します。
生命保険料控除は、加入している保険の種類や加入した年によって、若干ですが取り扱いが異なるため注意が必要です。
加入時に「控除が対象になる保険」なのかを確認する
まず、2011年(平成23)以前に契約した人は、最高で一般の生命保険料5万円、個人年金保険料5万円の合計10万円の控除を受けることができます。
そして、2012年(平成24)以降に契約した人は、介護医療保険料が加わっているため、最高で一般の生命保険料4万円、個人年金保険料4万円、介護医療保険料4万円の合計12万円の控除が受けられます。
ただし、個人年金保険の場合、控除の対象となるのは「保険の支払い期間が10年以上であること」「年金の受け取り開始の年齢が60歳以上で、その後、10年以上支給が受けられること」など、要件が決まっています。
また、介護医療保険についても「契約期間が5年以上でなければならない」などの要件があるので、加入するさいには、控除が対象になる要件の保険なのかを、よく確認することが大切です。
【生命保険料控除の金額】
株式会社Money&You代表取締役
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職。女性向けWebメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。マネーコンサルタントとして日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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連載あらゆる「控除」を駆使して払った税金を奪還する方法
株式会社Money&You取締役
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。
その後、株式会社Money&Youの取締役に就任。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)など著書・監修書多数。
株式会社Money&You
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FP Cafe
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