いざという時に本当に役立つ「良い保険」の条件

前回は、生命保険加入の際に考えるべき「ライフプラン」と「デスプラン」の立て方を説明しました。今回は、「本当に良い保険」の条件とは何かを見ていきます。

「保険料が安い」保険が良い保険なのか?

保険ショップに来店するお客様の多くが、「良い保険に加入したい」と願っています。おそらく、この連載を読んでいる皆さんも同じことを考えていることでしょう。保険に未加入の人はもちろん、すでに保険に加入している人は「今加入している保険よりもっと良い保険があるのではないか」と考えて来店します。

 

では、皆さんが考える「良い保険」とは、どのような保険なのでしょう。「毎月の保険料が安い保険」でしょうか。「高額の保険金が出る保険」でしょうか。それとも「人気のある保険や加入者が多い保険」なのでしょうか。

 

今加入している保険より、保険料が安くなれば、確かに家計は助かります。しかしここで考えてほしいのは、安ければ良い保険と言えるのか? ということです。

最も良い保険は「使う側の要望」と合っている保険

保険を自動車に例えてみましょう。自動車に何を求めるかは人それぞれです。とにかくスピードが出るスポーツカーが欲しい人もいれば、燃費のいいエコカーが欲しいという人もいます。仕事で使うから荷物がたくさん積めるワゴンタイプが欲しいという人もいるでしょう。

 

同じ車でも、スポーツカーが欲しい人にとって軽自動車では意味がありませんし、ワゴンタイプの車が欲しい人にとってツーシーターのスポーツカーはそれがどんなに高価でカッコが良くても役に立ちません。

 

軽自動車が悪い自動車であるはずはありません。使う側の要望と合っているかどうかで、役に立つかどうかが決まるのです。

 

保険も同じで、自分が保険に何を求めているかを考え、それに合った保険に加入すること。それが「良い保険」に加入するための必須条件です。

 

ですから、安い保険が良い保険とは限りません。それはスポーツカーを求めている人が、安いからといって軽自動車を買ってしまうようなものです。反対に、本当は軽自動車で十分なのにアレコレとオプションを付けたスポーツカーを買っているとしたら、無駄に月々のローン(保険料)を払っているようなものです。

 

もちろん、大は小を兼ねると言いますから、保険金が足りないより多いほうがよいという考え方もありますが、もれなく高額の保険料がかかるので、皆さんが求める「毎月の保険料を少しでも安くしたい」という要望は満たせません。その点で、「良い保険」とは言い難くなります。

本連載は、2015年6月26日刊行の書籍『死亡保険金は「命の値段」』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

110ホールディングス株式会社 代表取締役
株式会社ほけんの110番 代表取締役
一般社団法人 保険代理店協議会 理事 

1970年生まれ。東京都港区在住。20代は建築設計、30代半ばまでは住宅セールスと住宅業界に身を置き、35歳より保険業界へ。外資系生保にて新人賞、TOPアドバイザー等多数のコンテストに入賞。その後39歳で株式会社ほけんの110番に参画、関東支社長・営業本部長・常務取締役を歴任。
2015年6月現在、北海道から沖縄まで全国90拠点以上を展開している。「with you 1-10―あなたのために1から10まで」をキャッチフレーズに全国を疾走中。

著者紹介

連載絶対後悔しない「保険選び」のノウハウ

死亡保険金は「命の値段」

死亡保険金は「命の値段」

杉山 将樹

幻冬舎メディアコンサルティング

命とお金に関わる保険は、生きている限りほとんどの人にとって必要不可欠な金融商品ですが、近年、その種類や保障内容が多様化・複雑化しています。 加入者は要望に合わせて自由に保険を選べるようになったものの、その選び方…

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