投資物件の場所は自宅からどの程度の距離がベストなのか?

前回は、不動産投資では3億~10億円の大型物件が狙い目な理由について説明しました。今回は、投資用物件を購入するなら、その場所はどこにするのが良いのかを見ていきます。

「車」で2時間以内に行ける範囲が望ましい

「物件の場所はどこがいいか?」と相談を受けることがよくありますが、基本的には、自宅から近いところが望ましいでしょう。物件が近くにあったほうが、やはり精神的に安心だからです。

 

そうはいっても、都内(特に都心部)は地価が高いため、なかなか利回りの良い物件がありません。では、どの程度の距離なら許容できるか、ということになりますが、目安として車で2時間以内に行ける範囲が望ましいでしょう。

 

実は、この「車で行ける」というのがポイントなのです。実際の距離以上に身近に感じられます。また、ほとんどそのような事態はありませんが、車であれば、有事のときに夜中でも駆け付けることができます。

飛行機でしか行けない遠方精神的な不安材料に

さらに、不動産には「所有の喜び」があります。証券に代表されるペーパーではなく、実物の世界です。やはりたまには物件を見たくなりますし、人にも自慢したいでしょう。そのときに飛行機で行かないと見られない、というのではどうでしょうか。

 

当社にご相談に来られる方でも、遠方の物件を取得して後悔しているという話を頻繁に聞きます。空室率の問題に加え、管理会社と打ち合わせをするにも家族で10万円の旅費を支払い、飛行機で2日間かけて行くことになります。これは、首都圏にお住まいの方が札幌や福岡の物件を取得しているケースがあてはまります(福岡の方が福岡の物件を取得する分には問題ありません)。物件が飛行機でしか行けない遠方にあるということは、何よりも精神的に不安になります。

 

結論としては、目の届く範囲が望ましく、目の届く範囲とは車で2時間以内に行ける範囲だといえるでしょう。

本連載は、2012年6月27日刊行の書籍『年収1000万円から始める「アパート事業」による資産形成入門 [改訂版] 』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
本書は情報の提供及び学習を主な目的としたものであり、著者独自の調査に基づいて執筆されています。実際の投資の成功を保証するものではなく、本書を用いた運用は必ずご自身の責任と判断によって行ってください。本書の内容に関して運用した結果については、著者及び幻冬舎グループはいかなる責任も負いかねます。

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連載年収1000万円から始める「アパート事業」による資産形成入門

武蔵コーポレーション株式会社 代表取締役

昭和50年 埼玉県熊谷市生まれ。東京大学経済学部卒業後、三井不動産株式会社に入社。同社にて商業施設(ショッピングセンター)やオフィ スビルの開発・運営業務に携わる。平成17年12月同社を退社し、さいたま市において有限会社武蔵コーポレーション(現在は株式会社)設立。代表取締役に就任。賃貸アパート・マンション(収益用不動産)の売買・仲介に特化した事業を開始する。

著者紹介

年収1000万円から始める  「アパート事業」による 資産形成入門

年収1000万円から始める 「アパート事業」による 資産形成入門

大谷 義武

幻冬舎メディアコンサルティング

大企業でも倒産する現在、自分の身は自分で守るべく、副収入としての投資を考える人が増えています。そんななか、アパート事業による資産形成の火付け役となった本書が、改訂版としてパワーアップいたしました。不動産会社の選…

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