昨年の市場動向から予測する2016年のベルリン不動産市況

ベルリンは経済成長や人口上昇も著しく、今後の注目度はさらに高まっていきます。今回は、去年の市場動向を振り返りつつ、2016年のベルリン不動産の動向を予測していきます。

さらなる需要増加により物件価格は上昇中

1月は、前年の経験を踏まえて新しい年の構想を練るのに最適な時期です。2016年のベルリン不動産市場は、どのように発展してゆくでしょうか? 今回は、去年の市場動向を振り返りつつ、今年の動きを予測します。


2015年上半期、ベルリンの不動産売買件数は1万6042件(うち3分の2は住居用物件)で、2014年の同時期と比べ、31%増加しました。金額では、2015年上半期の売上げは63億ユーロとなり、前年から43%の上昇となっています。また、物件ひとつあたりの売買価格の上昇率は、9.1%です。上昇率は今年も、このまま着実に続いてゆくでしょう。


ベルリンの都市開発を担当するアンドレアス・ガイゼル環境相(ドイツ社会民主党/SPD)は、今年中に、ベルリンの人口は8万人増加するとの予測を発表しています。そしてその傾向は、今後数年、同じペースで進むと見られています。

 

 

それでは、どんな人たちがベルリンへ移り住んでいるのでしょうか? ベルリンで今、最も不動産売買が活発なエリアは、中心部から少し離れた周辺地域や、比較的裕福な層が集まる住宅地、また都市中心部の新築高級マンションが並ぶエリア、そして新たなビジネスが集合するエリアです。ここへ越してくる人たちは、下記の職業に就いている人が多いです。


●政府機関、法律事務所やロビー団体の仕事
●サービス関連の仕事(通信による企業相手のカスタマーサービス従事者など)

 本連載の第13回をご参照ください。
●スタート・アップ関連の仕事

 本連載の第4回をご参照ください。
●研究や技術関連分野の研究者

 

今年の人口増加予測数にも顕著ですが、非常に多くの人がベルリンの暮らしに魅力を感じ、移り住んできています。その理由はとして、下記の項目が考えられます。


①多文化・多国籍都市であること


ベルリナーでないドイツ人や外国人が、街の一員として融合しやすい環境です。
 

②リーズナブルな家賃


家賃は年々上昇していますが、ミュンヘンやハンブルク、フランフクルトなどの都市に比べ、低めです。


④暮らしの質が極めて高い


他国の首都と比べ、以下の点が充実しているベルリンのライフスタイルは、その質において抜きん出ています。


■緑が多い
■革新的で想像力溢れる若者が集まる
■新しいビジネスを立ち上げるために必要なサポートシステムが揃っている
■子育てを支えるサービスや、医療制度が充実

 

住居の需要は今後一層高まる一方で、供給がそれに追いついていないのが現状です。そのため、2014年から2015年にかけて見られた物件販売価格の上昇は、今年も続くことが予想されます。

着実に高まっているベルリンの注目度

去年、弊社のお客様の実に9割は、プロの投資家として豊富な経験をお持ちの方でした。インカムゲイン、キャピタルゲイン、減価償却による節税という価値を総合的に照らし合わせて、じっくりと検討したうえで購入に踏み切っています。

 

また、ベルリンの経済成長や人口上昇といったポジティブな要素を考慮に入れ、ベルリンの将来を信じて投資されています。先進国の首都に投資をする場合、インカムゲインのみの計算では、発展途上国に負けてしまいます。そのため、ベルリン不動産に投資する具体的な動機には、下記があげられます。


●IRR(内部収益率)
●政治的・法的な信頼性(法的基準の高さ、法規制の堅牢さ、確実な登記システム)
●ベルリンの潜在的経済力富裕層を引寄せる良質なライフスタイル
●ユーロ建て資産の構築

 

ベルリン不動産に対する日本人投資家の関心は、去年も着実に高まったことを実感しています。弊社で物件を購入された顧客数は、前年比較で2倍近くになっています。また、不動産市場に限らず、ベルリンという都市自体への注目度が高まってきています。そこに暮らし、働く人の視線から街を見つめたテレビの旅行番組では、ベルリンを取り上げた回を再放送、再々放送をしています。また、ベルリンのライフスタイルや建築、日本人好みの観光スポットなどに焦点を当てた書籍も数多く出版されています。

 

 

ベルリンを訪れる観光客数も年々上昇しており、2015年上半期だけで580万人以上(前年比の+4.8%)の外国人観光客を記録しました。弊社の実施する現地物件視察ツアーも、2014年は平均グループ人数10名程度でしたが、2015年は20名以上に増加しました。こういった点からも注目度の高さがうかがえます。

 

株式会社ウィンドゲート ウィンドゲート・ジャーマニー支社長 ヴァイスプレジデント

ベルリン生まれ。 John-F.-Kennedy International HighSchool。ロンドンのUNL大学卒業後、大手物流企業でリーガル・コンサルティングに従事。その後、不動産業界にてライフスタイル・プランニング、不動産調査、インテリアデザイン等の業務に従事。 2011年より、株式会社ウィンドゲート取締役副社長、ドイツ・ベルリン支店長として不動産売買、投資アドバイス、仲介等に携わる。 日本滞在経験は10年以上で、ドイツ語に加えて日本語、英語もネイティブレベルで会話可能。また、ドイツでの不動産売買業務に長年従事しており、豊富な業務経験に加え、最新の物件情報にも精通。

ウィンドゲートでは、日本語・ドイツ語・英語が堪能なドイツ人及び日本人スタッフがベルリンに常駐。物件案内・契約サポート・管理時の翻訳サポートなどを通じ、所有から売却時までケアしている。
WEBサイト http://windgate.jp/jp/

著者紹介

連載ユーロ建て現物資産で注目!ドイツ「ベルリン不動産」の魅力

海外不動産セミナーのご案内 参加無料 主催:カメハメハ倶楽部

「ドイツ・ベルリン不動産」の魅力

~現地専門家が伝える、先進国の知られざる「成長都市」ベルリンの最新事情と不動産投資のポイント

講師 尾嵜豪氏
日時 2017年06月20日(火)
内容

・「壁」の崩壊から四半世紀。

 着実に成長を続けるベルリンの姿とは

・人口増加中で賃貸利用が約85%。

 豊富な需要が空室リスクを軽減

・戦前建築の堅牢な中古物件も多数存在。償却メリットも享受できる

・ローンの活用で、レバレッジを効かせた投資も可能

・最新の物件情報も公開。2000万~3000万円台の物件も多数あり

会場 幻冬舎本社ビル内 セミナー会場

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