世界有数の経済成長率を誇るフィリピン・・・その概況とは?

今回は、世界有数の経済成長率を誇るフィリピンの概況を見ていきます。※本連載は、セブンシーズプロパティーズコープのCEOである西村幸洋氏の著書『1日5分、10万円からはじめるフィリピン株式投資』(パブラボ刊行)の中から一部を抜粋し、東南アジアで注目される国「フィリピン」での株式投資のノウハウを紹介します。

リーマンショック時にも経済成長率はプラス推移

フィリピンの2000~2016年第3四半期までの平均経済成長率は、5.22%という高い数字を記録しています。この間には、リーマンショックやギリシャショック、チャイナショックなどの金融危機も含まれており、特筆すべきは、2009年のリーマンショック時にも1.15%とプラス推移している点です。

 

■フィリピンの経済成長率

※数値はIMFによる2016年10月時点の推計
出典:
http://ecodb.net/country/PH/imf_growth.html
※数値はIMFによる2016年10月時点の推計
出典: http://ecodb.net/country/PH/imf_growth.html
 
※数値はIMFによる2016年10月時点の推計
出典:http://ecodb.net/country/JP/imf_growth.html
※数値はIMFによる2016年10月時点の推計 出典:http://ecodb.net/country/JP/imf_growth.html

 

2000年以降、一度もマイナス成長なく推移していることからも成長の勢いを感じます。また、アジア圏では成長著しいインドと成長率で1位、2位を競い合うレベルを維持し、2015年は人口1億人以上の国としては、インド(7.6%)、中国(6.90%)に次ぎ、フィリピン(5.91%)は世界3位の経済成長率を記録しています。

 

■最近のASEAN主要5ヵ国の経済成長率

 

2015年 経済成長率ランキング(人口1億人以上の国)

中国の経済成長率は公表されている数字の信頼度自体を疑問視する声も大きく、実質経済成長率はそれを下回るとする説も有力なため、人口1億人以上の国のなかでは、実質的に2位と評価されてもおかしくない高水準を維持しています。

 

また、2016年は第1四半期、第2四半期ともに経済成長率7.0%、第3四半期が7.1%と好調を持続しており、アジアを牽引するような存在感を示しています。

「1人当たりGDP3000ドル」の指標は突破目前

一般に1人当たりGDPが3000ドルを超えると、家電製品や家具といった耐久消費財の売れ行きが加速するとされています。また、紙おむつなどのように、便利さや快適さを重視した日用品が売れ始めるなど、内需拡大を示す重要な指標のひとつとなっています。

 

日本の1人当たりGDPは高度経済成長期の1975年頃に3000ドルを突破し、この頃、新・三種の神器と言われたカラーテレビ、クーラー、自動車を買い求める消費者が増え、世の中はストックに向かう時代でした。

 

■東南アジア諸国の1人当たりGDP(2013年)

出典:国際通貨基金、推計値
出典:国際通貨基金、推計値

 

フィリピンの貧困層では、まだクーラーや冷蔵庫のない家庭も多く(電気代が非常に高いことも一因している)、マイカーは中間層以上のレベルでないと所有者の数は極めて少なくなります。

 

この一人当たりGDP3000ドルが突破目前となったことで、フィリピンのこれからの内需拡大には、さらなる期待がかかっています。

 

アジア諸国の1人あたりGDP推移(USD為替レート、12年実績)
 〜主なアジア各国の1人当たりGDPポジションと日本との対比〜

出典:ビジネス・ブレークスルー2010「市場としてのアジアへの挑戦(講師:恩田達紀)」より抜粋
出典:ビジネス・ブレークスルー2010「市場としてのアジアへの挑戦(講師:恩田達紀)」より抜粋

本連載は、2017年4月2日刊行の書籍『1日5分、10万円からはじめるフィリピン株式投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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連載お金持ちになるための「フィリピン株式投資」入門

セブンシーズプロパティーズコープ  CEO

法政大学法学部卒。大手住宅メーカーにセールスマンとしてキャリアをスタート。 25歳で退職後、オーストラリアに留学し、28歳で現地 シドニーに貿易会社を設立。2011年からは香港にて投資顧問会社を設立。さまざまな投資手段を用い、資産運用管理コンサルタントとして3500名を超える資産運用を手掛けている。また、2014年にはフィリピン法人を設立し、不動産投資事業、株式投資事業をスタート。2016年、自身のフィリピン株投資では、運用成績300%超。またその独自のメソッドをスクール形式で紹介しており、約1000名に西村式トレーディングを伝え、受講生の9割以上がプラスの運用成績を残している。
「投資を通じ、海外の勢いや企業の勢いをマネタイズ(貨幣化)して、自分の住む街に、地域に還流させる」、「金持ちになってから投資家になるのではなく、金持ち、時間持ちになるために投資家になるのだ」をキーメッセージに海外を拠点に精力的に活動する事業家兼トレーダー。http://7seas-education.com/

著者紹介

1日5分、10万円から始める フィリピン株式投資

1日5分、10万円から始める フィリピン株式投資

西村 幸洋

パブラボ

国内初となる「フィリピンの株式投資」の指南書。フィリピンは、世界でもっとも長く人口ボーナス期が続く国と言われ、昔の日本を思い出させてくれる活力とエネルギーに満ち溢れています。これからのフィリピンは、日本の人口構…

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