ひとりの力は限界がある。よりよい仕事やよりよい結果を求めると、そこには集団の力が不可欠。 日本人の多くは「安心、安全」な「みんな」を求めています。実は、まだ日本には「自分の能力を100％発揮できる、自分の居心地がとてもよい場所」が少ないのです。 では、どのようにしたら、組織の中で、心理的安全性を向上して、個人と組織が最大限の力を発揮することができるのでしょうか。 本書では、日米の働き方の違いを比較しながら「心理的安全性」を紐解き、現代日本にフィットする「心理的安全性」を解説。組織で「心理的安全性」を高めるためのヒントや、信頼性の構築（コミュニケーション）による「心理的安全性」の確保、リーダーシップ力による「心理的安全性」の向上方法をお伝えします。 現代の日本社会に導入し、安心・安全な場所をつくり、そこで働く人たちの「人間力」を最大限引き出すこと。これをゴールです。皆さんが組織を動かす立場のとき、これから人を動かすポジションを目指しているとき、いま現在自分のチームや組織がうまく動いていないときなどに、本書を参考に「心理的安全性」を追求して、よい環境を目指してください。この本の内容を参考に、着実に進めることによって、必ず成果があらわれます。 あなたの「人間力」で組織を強くすることは、あなたにとっても安心、安全な環境になるでしょう。健闘を祈っております。 【目次】 第1章　心理的安全性をあなたの身近に 第2章　日米の働き方の違いから見る「心理的安全性」の差 第3章　日本に合う効果的な心理的安全性を探る 第4章　組織で心理的安全性を高める 第5章　信頼性の構築による心理的安全性の確保 第6章　リーダーシップ力による心理的安全性の向上