長期投資を辞めてしまう人の「6つの共通点」

まずは、一般的に長期投資を途中で辞めてしまう人にみられる共通点を整理します。

1.シミュレーション通りにならない

多くの人は、金融庁の公式サイトにあるツールなどを用いて、毎月の積立額や想定年利を設定し、将来の資産増加を描いて期待をしてNISAを始めます。しかし、実際の相場は一直線に上昇することはなく、価格の上下動を繰り返します。開始早々にマイナス評価となると、理想との差に耐えかねて売却してしまいます。

2.本当の暴落に耐えられない

リーマンショックのように、資産が半減するような大幅な下落が1年以上続いた場合、恐怖から損失を確定させるために売却へと走ってしまいます。

3.「横ばい相場」に耐えられない

大幅な暴落よりも、わずかな上下を繰り返して一向に資産が増えない横ばいの時期のほうが、投資家にとっては精神的に厳しい局面となります。数年間が経過してもほとんど成果が出ないと、「資金を別の用途や別の投資商品に回したほうが有益ではないか」という迷いが生じ、結果として運用をやめてしまいます。

4.損失に敏感

行動経済学において、人間が受ける損失の精神的インパクトは、同額の利益から得られる喜びの2倍以上あるといわれています。このマイナスに対する過敏な反応により、市況が悪化した際、合理的な判断力を失って売却を選択しやすくなります。

5.周囲の意見に流される

家族からの反対や、SNS・ニュースで報じられる市場への不安を煽る情報に流されることで、自身で決めた長期投資の方針を維持できなくなります。

6.「利益が出ている局面」に売りたくなる

たとえば、50万円の投資に対して60万円に増えた場合、「いま売却すれば10万円の利益を確実に手にできるが、持ち続ければ元本割れするかもしれない」という不安が生じます。目先の利益を守りたいという衝動が、長期的な複利効果を妨げる原因となります。