親の生活基盤は死守する

親は子どもが困っているなら「助けたい」と考えるのは自然なことです。しかし、老後資金を大きく取り崩してまで借金を肩代わりする判断は、共倒れを招くおそれがあります。

また、親が子の借金を肩代わりするケースでは、「贈与税」の対象となる可能性があります。ただし、本人に返済意思があり「一時的に親から借りたお金」であることが証明できれば贈与にはあたりません。贈与とみなされないためには、「金銭消費貸付契約書」の作成や、実際の返済実績など客観的証拠が必要です。

カズオさん夫婦には今後、自宅の修繕費や介護費用、医療費が増える可能性があります。また物価上昇への備えも必要です。年齢を考えれば、一度減った老後資金を働いて元に戻すことは容易ではありません。

親世代は、「自分たちの老後を守ること」も重要な責任であることを忘れてはいけません。親の生活基盤を失ってしまっては、本当の意味で子どもを守ることにはならないからです。

山﨑 裕佳子
FP事務所MIRAI
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP®

【注目のセミナー情報】
【事業投資】8月19日(水)オンライン開催

「信頼と安心」のブランド力を活かした
『ECCの個別指導塾ベストワン』という選択

【事業投資】8月22日(土)オンライン開催
ドバイ発「ダイヤモンド事業投資」の最新事情
原石から製品まで一貫管理の独自スキームを公開