注意!iDeCoのデメリット

ただし、iDeCoには「出口の融通が利かない」というデメリットがあります。受け取り方法は、一括で受け取るか、年金で受け取るか、併用するかの3択しかありません。

そこで、iDeCoで積み立てた資産を60歳以降に一括で受け取り、税負担がゼロまたは軽微な範囲で新NISAに移し替える方法が有効です。

これにより、iDeCoの節税メリットを享受しつつ、新NISAの柔軟な取り崩しを組み合わせることができます。

また、退職金が多い人の場合は、一時金受け取りで退職所得控除の効果が薄れるリスクがあるため、iDeCoを受け取るタイミングや、退職金の受取形式(一時金or年金)を慎重に見極める必要があるでしょう。

「1,800万円」にこだわらない老後準備を

1,800万円投資できないからといって、老後を諦める必要はありません。まずは「老後にいくら足りないのか」を具体的に把握し、そこから逆算して必要な積立額を算出することが重要です。

その結果、月5万円前後の積立投資で対応できるケースも十分あり得ます。

大切なのは、漠然と「大金を用意しなければならない」と焦ることではなく、自分の生活設計に合った現実的な目標を設定することです。

ねんきん定期便を確認しながら、まずは「年間いくら不足しそうか」を考えてみましょう。

鳥海 翔
株式会社Challenger代表取締役
FP(ファイナンシャル・プランナー)/投資家

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