意外と多い?人生の“空白”

まずは、簡単なワークをやってみましょう。紙とペンを用意して、下記の4つをそれぞれ10個ずつピックアップしてみてください。

2025年に

・やってよかったこと:10個

・買ってよかったもの:10個

・行ってよかった場所:10個

・食べて・飲んでよかったもの:10個

実際にやってみると、意外と「10個も浮かばない」という人が多いはずです。

このワークでのポイントは、無理に数を揃えることよりも、書き出したそれぞれが「本当に満足した経験だったか」を改めて振り返ることです。

すると、「本当によかった経験」は数個に絞りまれるのではないでしょうか。この結果は、2026年も、2027年も、同じような1年が繰り返される可能性が高いです。

50代~70代を過ごし、80代、90代を迎えたときに「思い出せる体験」がほとんどない人生になってしまう……そんな未来を避けるため、いまこそ自分の人生を考え直してみましょう。

「人は時計の時間ではなく、記憶に残った時間だけを生きている」

1年は365日あります。1日3食として、約1,095回の食事をしています。それなのに、強く記憶に残る食事は数えるほどしか思い出せません。これは不思議なことではありませんか? 人は1日3万〜3万5,000回もの判断をしていますが、1年を振り返って思い出せる印象的な出来事はごくわずかです。

フランスの哲学者アンリ・ベルクソンは、「人は時計の時間ではなく、記憶に残った時間だけを生きている」と述べました。つまり、365日のうち10日しか記憶に残っていないのであれば、実質的に10日しか生きていないのと同じということです。

いつもどおりの会社、いつもどおりの食事、いつもどおりの人間関係……そんな毎日を繰り返していると、あっという間に時が過ぎていきます。