(※写真はイメージです/PIXTA)
お金持ちになったら、高いものをたくさん買いたいと思っていたが…
お金を使うとき、一番わかりやすいのは「もの」を買うことですよね。新しいゲーム機、レアなカード、かわいい文房具。お金持ちになったら、高いものをたくさん買いたい!と思うのは当然です。でも、高いものを持っていれば幸せかというと、そうとは限りません。自分に合わないものを買ったせいで、幸せが逃げてしまうことがあるんです。
ぼくには、人生で一番後悔した買い物があります。それは、大人になって少しお金を持ったころに買った、100万円もする高級なコートです。「こんないいコートを着ていたら、きっとカッコよく見えるぞ」と思って、思いきって買いました。
でも、実際に買ってみると、そのコートを着て出かけるのがこわくなってしまったんです。「電車のなかで、だれかにジュースをこぼされたらどうしよう?」「かべにこすって、傷がついたらどうしよう?」そんなことばかり考えてしまって、ちっとも楽しめませんでした。
そのとき、ぼくは思ったんです。「これなら、ユニクロのダウンジャケットのほうが、よっぽど幸せだったじゃん」と。安くて暖かくて、よごれても洗える服のほうが、気楽にどこへでも行けて、心からリラックスできます。100万円も払って、ぼくが手に入れたのは「心配」と「緊張」だけでした。
ものへのよろこびは、時間の経過とともに消える
どんなにほしかったゲームも、買ってから1か月もすれば「当たり前」になって、あきてしまいますよね。買ってもらった直後はあんなにうれしかったのに、時間がたつと「もうあきたから次のゲームをやろうっと」と、どうでもよくなってしまいます。
ものにかけたよろこびは、時間がたつとすり減って消えてしまうんです。ものを買うことで幸せになろうとすると、次から次へと新しいものを買い続けなければならなくなります。
それは、ゴールのないマラソンを走るようなもので、いつまでたっても満たされません。
マサニー
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