書類を出し忘れたときの“救済策”

心配そうな寝無勤さんに対して、FPは次のように説明しました。

「いまからでも扶養控除等申告書を改めて提出すれば、遡って税額を再計算してもらえることがあります。住民税についても、管轄の役所に申請すれば対応してもらえるケースがありますよ。確定申告による対応も可能です」

またFPは、「寝無勤さんと同居している無職の娘も、扶養控除の対象になる可能性がある」といいます。

配偶者控除に加えて、娘の扶養控除も適用することができれば、寝無勤さんの税負担はさらに軽くなりそうです。

書類の「見落とし」「出し忘れ」が年金額を左右する

今回のように、毎年届く書類をなんとなく見過ごしてしまうことで、気づかないうちに税負担が増えてしまうケースは少なくありません。

公的年金は、老後の家計を支える重要な収入です。手続きの見落としによって不要な税負担が生じないよう、届いた書類は必ず確認しておきましょう。

辻本 剛士
神戸・辻本FP合同会社
代表/CFP