円安進行や物価高の影響もあり、輸入車の高級化が進んでいます。一方、中古車市場を見てみると、「あの高級車がこの値段で買えるの!?」と驚くことも少なくありません。ただし、安くなった中古輸入車に乗り続けるには「覚悟」が必要です。約100万円で、憧れの“輸入車ライフ”を手に入れた50歳男性の事例をもとに、中古輸入車を所有する際の注意点をみていきましょう。
(※写真はイメージです/PIXTA)
なにかの間違いでは…「100万円の中古輸入車」を購入した年収450万円・50歳サラリーマンの末路【CFPが警鐘】
今を楽しまなきゃ損だ…憧れの“輸入車ライフ”を手にした50歳男性
とある地方都市で一人暮らしをしている独身の会社員男性Kさん(50歳)は、10年乗った車を買い替えようと、大手の中古車ポータルサイトを眺めていました。
支払総額の上限を100万円に絞って検索。すると、意外にも100万円だせば輸入車にも手が届くことがわかりました。年式はもちろん古くなりますが、100万円という数字は新車価格を考えると破格です。
Kさんの心は大きく揺れました。年収は450万円、60歳時点で老後資金として1,500万円貯めることを目標に、これまでコツコツと貯めた資産は900万円となっていました。
「いま乗っている車を下取りに出せば、実質70~80万円くらいか……この価格なら負担も少ないな」「70~80万円なら、ちょっと節約すれば1~2年で補填できる」「独身貴族なんだから、今を楽しまなきゃ損だ」
頭のなかで次々と「購入理由」を考え、気づけば現車確認の予約を入れていたそうです。
いつかは輸入車……そんな憧れを抱きつつ、気づけば50歳。会社と自宅を往復する毎日に不満はなかったものの、このまま定年まで働いて、老後は年金生活でひとり慎ましく生きていく……そんな味気のない未来を想像して、漠然とした不安に襲われることが増えていたといいます。
現車確認当日、憧れの車を目の前にしたKさんは、ほぼ衝動的に購入を決断。
約1ヵ月後、憧れの輸入車ライフがはじまり、通勤も休日も気分はバラ色。充実した日々でした。