将来の資産形成を考えて、NISAやiDeCoを始めた人は増えていますが、「終わらせ方」まで考えている人は意外と少ないのではないでしょうか。資産を「どこから、どう引き出すか」という出口戦略次第で、手元に残る金額には大きな差がつきます。本記事では、塚本俊太郎氏による著書『私が投資したNISA・iDeCoのお金、このままで大丈夫?』(インプレス)より、iDeCoとNISAの賢い出口戦略を紹介します。
iDeCoとNISA、どちらから取り崩すのが最適解?老後の手残りを最大化する「出口戦略メソッド」 (※写真はイメージです/PIXTA)

NISAと預金、どちらを優先的に引き出すべきか

 

現役時代に資産の活用をしていく際には、できるだけ預金を優先的に引き出していくのがいいでしょう。

 

NISAで長く運用を続けていければ、それだけ資産を増やせる可能性が高まっていきます。毎月の収入と預金で支出を賄えるならそれで対応し、NISAでの投資期間を長くしていきましょう。

 

一方で、老後に取り崩すなら、預金とNISAを一緒に取り崩すといいと思います。老後の場合は、将来もらう労働収入は少なくなっていくので、資産の値動きを抑えるために、株式比率は一定もしくは徐々に引き下げていく方がいいでしょう。

 

預金から取り崩すと、資産全体での株式比率が高まってしまいます。一方で、預金とNISAを一緒に取り崩せば、株式比率は一定になります。この場合も、NISAは毎月定額で現金と同じ比率で取り崩していくことをおすすめします。

 

 

金融教育家

塚本 俊太郎