「100万円を1ヶ月預けたら、いくら増えるのか?」
FXの自動売買ツールとして人気の「トライオートFX」。

その実力を確かめるべく、身銭を切って100万円・1ヶ月間の運用検証を行いました。
本記事では、気になる最終的な収支結果はもちろん、実際に運用したからこそ分かった「メリット」と「正直なデメリット」をすべてさらけ出します。
良いことばかりではなく、リアルな「いまいちな点」もしっかり書いていますので、自動売買に興味がある方、トライオートFXを検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
100万円運用を選んだ理由

今回、思い切って100万円というまとまった資金で運用を開始しましたが、これには明確な2つの理由があります。
① 50万円運用で利益が出ることを確認できたから
いきなり100万円を投入するのは怖かったので、実はその前に「元手50万円」での運用も行っていました。
その結果、自動売買のしくみを理解し、着実に利益が積み上がることを実感しています。
「長期的に見てプラスになる可能性が高い」という手応えを得られたことが、増資を決断する一番のきっかけです。
実際に50万円で半年以上ほったらかし運用をした結果、プラス10万円の利益が出ました。
その内容については、こちらの記事で詳しく書いています。
あわせて読みたい:FXの自動売買やってみた【50万円で7ヶ月運用】正直レビューと設定公開!
② 資金が多いほど「資金効率」と「安全性」が高まるから

FXの自動売買において、資金の多さは武器になります。
50万円運用では証拠金維持率を気にして仕掛ける本数を絞る必要がありましたが、100万円あれば、より広いレンジで運用できたり、複数の通貨ペアを同時に運用したりすることが可能です。

実際にトライオートFXが出しているデータにおいても、50万円以上の資金で運用する人が利益を出す可能性が高いとされています。
これは、トライオートFXに限った話ではありません。
外為オンラインが公開しているデータでも、資産額が多く長期運用の人の方が利益を出しているという結果を出しています。
自動売買では資金の多さが、ロスカットのリスクを遠ざけつつ、チャンスを逃さず利益を拾える「効率の良い運用」につながるのです。
トライオートFXを選んだ理由
数あるFX自動売買ツールの中で、なぜ私が「トライオートFX」を選んだのか。
その決め手は、初心者でもプロ並みの運用が可能になる以下の点にあります。
① 手間なく「リスク分散」ができるから
投資の基本は分散投資ですが、自分で複数の通貨ペアを管理・トレードするのは非常に手間がかかります。
トライオートFXなら、異なる動きをする複数の通貨ペアを組み合わせたポートフォリオを簡単に組むことができます。

トライオートFXのセレクト機能
どれか一つが不調でも他でカバーする、そんなリスク分散の仕組みを、ほったらかしで実現できる点は大きな魅力です。
② 実際に利益が出ているストラテジー(設定)を選べるから
トライオートFXの最大の特徴は「セレクト」機能です。
シミュレーションの「実際にその設定だったら、どれくらいの利益が出たか」という収益性から選ぶだけで運用を始められる機能です。

ゼロから難しい設定を考える必要がなく、すでに結果を出している優秀なプログラム(ストラテジー)をそのまま自分の口座で再現できるため、再現性が高く、自動売買初心者でも入りやすいと感じました。
トライオートFXとは?
トライオートFXは、インヴァスト証券が提供するFXの自動売買サービスです。
自分で売り買いの判断をする取引とは異なり、あらかじめ決められたプログラムに従って、システムが24時間あなたの代わりに為替取引を行ってくれます。
最大の魅力は、なんといっても「選ぶだけでプロ並みの運用が始められる」という手軽さです。
トライオートFXの主な特徴

実績から選ぶだけ(セレクト機能) 過去のシミュレーション結果や実際の運用実績ランキングから、成績の良いプログラムをカートに入れるだけで設定が完了します。
24時間チャンスを逃さない 仕事中も寝ている間も、システムが常に相場を監視。設定したルール通りにコツコツと売買を繰り返してくれます。
感情に左右されない FXで失敗する最大の要因は「損切りできない」「欲張りすぎる」といった感情です。
小難しいチャート分析や張り付きから解放され、「ほったらかし」で資産形成を目指せるツール、それがトライオートFXです。
より詳しい仕組みや、口座開設の手順については、以下の記事で徹底解説しています。
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| スプレッド (ドル/円) |
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ランキングから収益率が高いプログラムを選ぶだけの簡単操作だよ。
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【公開】100万円で選んだストラテジー4つ


今回の運用では、4つのプログラム合計5セットを選びました。

プログラムの選び方はとても簡単。
「セレクト」タブを開くと、上記の画像のように、取引商品、戦略カテゴリ、カテゴリ別おすすめプログラム、が表示されます。
今回は、取引商品→FX、戦略カテゴリ→分散、収益率の高いプログラム、の基準で選びました。
選んだ4つのプログラムについて紹介します。
米ドル/円 ロング

ドル円の上昇トレンドで、買いを細かく回転させつつ、相場がさらに上がったらレンジも上にずらして追いかける買い戦略の自動売買プログラムです。
| 推奨証拠金 | 201,000円 |
| エントリー価格 | 前日終値により変動 |
| 注文数 | 24 |
| 数量(万) | 0.1 |
| 利確幅(pips) | 50 |
| 損切幅(pips) | -1200 |
| フォロー値(pips) | 100 |
| カウンター値(pips) | -50 |
トライオートFXでは、
フォロー値は「決済後に順張り方向にどれだけ動いたら次を建てるか」
カウンター値は「決済後に逆張り方向にどれだけ動いたら次を建てるか」
を決める項目です。
要するにこの設定は、上に行くなら追いかけて買う(フォロー)、下がったら押し目で買う(カウンター)のハイブリッド注文です。

「うわっ!慣れない用語が出てきて難しそう」と思った方も安心してください!
これらのプログラムには、取引戦略についての解説ページがちゃんと付いているので、理解・納得してからプログラム選択ができます。
たとえば、このプログラムの解説ページは次の通りです。
米ドル/カナダドル 積極型


この米ドル/カナダドル(USD/CAD)の戦略は、「レンジ相場で小さな値動きを何度も取る」リピート型で、さらに特徴としてレンジの上側は売り、下側は買いだけを行うプログラムです。
| 推奨証拠金 | 262,000円 |
| 利確幅 | 50pips |
| 注文本数 | 28本ずつ |
| 買いレンジ | 1.39600~1.31500 |
| 売りレンジ | 1.48000~1.39900 |
この戦略を一言でいうと1.3150〜1.4800の範囲で、レンジ下は買い上は売りを並べて待ち、30pips動いたら利確。
これをコツコツ回転させる戦略です。
損切が設定されていないので、チャートがレンジから外れたら損切を手動で行う必要があります。
詳しい解説はこちらをチェック【トレードルール解説 米ドル/カナダドル】
豪ドル米ドル0.62-0.67売買

こちらはビルダーズシェアで公開されていたプログラムです。
ビルダーズシェアとは、他のトライオートユーザーが作ったプログラムを利用できる機能です。
こちらも、他のプログラムと同様に収益率や推奨証拠金が表示されています。

この0.62〜0.67のレンジの中で、両建てリピート型のストラテジーです。
| 推奨証拠金 | 223,000円 |
| 利確幅 | 30pips |
| 注文本数 | 50本 |
| レンジ | 0.62000~0.67000 |
収益率もたかく、直近半年のチャートがレンジ相場傾向にあったので、試しにひとつ採用しました。
損切り設定がないプログラムなので、手動での損切りが必要です。
豪ドル/カナダドル 積極型

この自動売買もレンジ戦略で上位にランキングしてたストラテジーです。
0.8405〜0.9580のレンジで、下は買い・上は売りを段々に並べ、25pips動いたら利確して何度も回転させる戦略です。
| 推奨証拠金 | 292,000 |
| 利確幅 | 25pips |
| 注文本数 | 24本ずつ |
| 買いレンジ | 0.89800~0.84050 |
| 売りレンジ | 0.95800~0.90050 |
この戦略は収益率が高いのもあり、2セット設定しました。
こちらも損切り設定がないので、レンジを外れたら手動で損切りが必要です。
詳しい解説はこちらをチェック【トレードルール解説 豪ドル/カナダドル】
100万円運用のリアルな成績【1ヵ月目の結果】


自動売買稼働後1ヶ月の結果です。
口座全体は「積極運用(AGGRESSIVE)」判定で、含み損を抱えつつも有効比率は高めで推移しています。
評価損益にスワップを加味すると、現時点の含みは
-54,229円 + 2,458円 = -51,771円
1か月目は、利益確定でコツコツ取りつつ、建玉が逆行して含み損が残っている状態です。
内訳を見ると、注文は AUD/CAD(豪ドル/カナダドル) が最も比率が大きく、次いで USD/CAD(米ドル/カナダドル)、ほか「その他」という構成です。
カナダドル絡みの通貨ペアが運用の中心になっていました。
月別の運用成績まとめ(2025年11月・12月)


2か月合計の損益は +30,521円。
11月の方が取引回数が多く、12月は取引が控えめになっています。
| 月 | 損益合計 | 実現損益 | スワップ | 新規 | 決済 |
| 2025年11月 | 22,796円 | 23,301円 | -505円 | 65回 | 44回 |
| 2025年12月 | 7,725円 | 8,105円 | -380円 | 27回 | 14回 |
特に米ドル/円ロングは12月にはいってから約定がない状態が続いています。
引き続きこのまま運用を続けていこうと思います。
やってみてわかったトライオートFX×100万円運用のメリット・デメリット

実際に100万円という資金を市場に晒して運用してみると、カタログスペックを見ているだけでは分からない「安心感」と「新たな悩み」の両方が見えてきました。

忖度なしのメリット・デメリットをまとめます。
【メリット】100万円運用の安心感を支える機能
① 含み損(最大ドローダウン)も考慮した「必要証拠金」を提示してくれる
これはストラテジを選ぶ際に、非常に助かりました。
トライオートFXのセレクト画面では、「推奨証拠金」が表示されます。
これは単にポジションを持つための最低資金ではなく、過去の相場変動に基づき、「最悪これくらい下がっても耐えられるだろう(最大ドローダウン)」という含み損を考慮した金額です。
100万円というまとまった資金があるからこそ、この推奨証拠金の範囲内で複数のプログラムを組み合わせるシミュレーションがしやすく、「今の資金量なら、ここまで暴落してもロスカットされない」というラインが明確に見えたのは大きなメリットでした。
② バランスメーターで運用資金の余力を可視化できる

FX運用で最もストレスになるのが「今の資金状態で、あとどれくらい含み損に耐えられるのか?」という計算です。
特に複数の通貨ペアを運用していると、計算はさらに複雑になります。
トライオートFXには、このリスク管理を直感的にしてくれる「バランスメーター」という機能があります。
これは、現在の口座状況(証拠金維持率)を、車のスピードメーターのようなビジュアルで表示してくれるものです。
- DEFENSIVE:余力がある (400%以上)
- BALANCED: バランスが良い (200%以上~400%未満)
- AGGRESSIVE: 資金効率が高い (200%未満)
- WARNING: 余力が少ない (有効比率150%未満)
といった段階で表示され、パッと見るだけで余力度が分かります。
難しい数字とにらめっこして電卓を叩く必要がなく、資金管理の面でも非常に大きなメリットだと感じました。
しかも、このメーターは運用後だけでなく、ストラテジーを選ぶ際にも表示してくれます。
「もしこのストラテジーを選んだらこうなるよ」というのを運用前に加味できるので、すごく分かりやすく、複数の自動売買設定を運用をする面で非常に便利だと感じました。
【デメリット】実際に運用して感じた「壁」
① 最低でも18万円からと、少額運用の選択肢が少ない
「セレクト」から選べる優秀なストラテジーは、推奨証拠金が最低でも18万円~30万円程度のものが主流です。
そのため、「まずは5万円から」「お試しで10万円だけ」といった超少額ストラテジーはほぼありません。
実際私も100万円を資金にしていますが、15万以下で勝率の良いストラテジーがなかったため、86万円分を運用しています。
少額で自動売買を始めたい方には、トライオートFXは不向きなので松井証券などを利用するのがおすすめです。
② 「損切り」をいつすればいいかわからない
これが自動売買における最大の悩みです。
トライオートFXなどのリピート系自動売買は、「相場が下がったら買い増し、戻ったら売る」という仕組み上、常に「含み損」を抱えながら運用するのが普通です。
しかし、相場が想定レンジを外れて下落し続けた場合、「いつシステムを止めて損切りすべきか」の判断をユーザー自身が下さなければなりません。
トライオートFXで配信されているストラテジーには、損切設定がされていないプログラムも多いからです。
システムはどこまでも耐えようとするため、最終的な損切りルールは自分で決めておく必要があるのです。
トライオートFXを始める人への設定・資金管理のアドバイス

100万円というまとまった資金があるからこそ、守りを固めて長く運用することが成功への近道です。
私の実体験を踏まえ、運用を始める前に必ず決めておいてほしい「5つの鉄則」をまとめました。
いきなり100万円を市場に投入するのは勇気が要りますが、資金管理さえ徹底すれば、これほど頼もしい資産運用の武器はありません。

これから始める方に、私が実践して効果的だと感じたアドバイスをお伝えします。
① 資金力を活かして「通貨ペアを分散」する
100万円の強みは、複数の通貨ペアを持てることです。
すべての資金を「米ドル/円」だけに集中させるのは危険です。
もし円高が一気に進んだ場合、逃げ場がなくなるからです。
「米ドル/円」と「豪ドル/NZドル」のように、値動きの相関性が低い通貨ペアを2〜3つ組み合わせて、片方が含み損を抱えても、もう片方が利益を出すという、ポートフォリオ全体での安定を目指してください。
② 撤退ライン(損切りルール)を最初に決める
運用を始めた瞬間から、「口座資金が〇〇円になったら、全決済して止める」という撤退ラインを決めておきましょう。
人間は、含み損が増えていくと「もう少しで戻るはず」という希望にすがり、損切りができなくなります。
「100万円が70万円になったら(30万円の損失が出たら)一旦リセットする」など、感情が入る余地のない明確な数値ルールが必要です。
③ 「追加入金」をするか否か、鉄の掟を作る
相場が想定以上に暴落した際、ロスカットを防ぐために資金を追加するのか、それとも100万円の範囲内で諦めるのか。
これも事前に決めておくべきです。 計画のない追加入金は、傷口を広げるだけの結果になりがちです。
「絶対に100万円以上は入金しない」と決める
「予備資金として別に50万円用意しており、ここまでなら投入する」と決める
どちらでも構いませんが、ピンチになってから考えるのではなく、平時に決めておくことが重要です。
④ 短期で判断せず、最低半年は様子を見る
自動売買は、相場が動かない時期や、含み損を抱える「耐える時期」が必ずあります。
開始1ヶ月で「思ったより利益が出ない」「含み損が怖い」と言ってやめてしまうのは非常にもったいないです。
相場は周期的に動きます。
評価損益ではなく、実現損益が積み上がるのを待ち、最低でも半年で成績を判断するつもりでどっしりと構えてください。
⑤ 急がば回れ、まずは「オンラインセミナー」へ
トライオートFXの仕組みは少し独特です。
設定やリスク管理を自己流で行う前に、インヴァスト証券が開催している無料のオンラインセミナーを受けることを強くおすすめします。
ツールの操作方法だけでなく、「今の相場で推奨される設定」などの最新情報が得られることもあります。
100万円を守るためにも、YouTuberやSNSで騒がれる手法ではなく、FX会社が出している一般的な知識を身に付けましょう。
※無料オンラインセミナーへの参加はアカウント開設(無料)が必要です。
「始めるのが早すぎた!!笑」オートセレクト機能が2025年12月6日リリース!


あと1ヶ月早くリリースしてほしかった〜!という新機能が提供されていたので紹介します!
FXの自動売買は「どの設定を選べばいいか分からない」という悩みがつきものです。
しかし、オートセレクトなら専門知識がなくても、3つの質問に答えるだけで、プロのような運用設定が作れます。

収益性が高く、効率よく運用できる最適な運用プログラムの組み合わせを自動で提案してくれます。

今回私は、収益性メインで選んでしまっていたので、通貨ペアの分散などが少し偏ってしまっています。
この機能が使えていたなら結果が変わっていたと思うので、ぜひ試してみたかったです。
これからトライオートFXで自動売買される方はぜひ参考にオートセレクトでプログラム選択してみてくださいね!
【まとめ】今後の運用方針
今回、100万円という資金でスタートを切ったトライオートFXですが、結論としては「このまま設定をいじらず、半年間は完全ほったらかし」で様子を見ようと思います。
先ほどのアドバイスでも書いた通り、FXの自動売買は短期間で一喜一憂するものではありません。
50万円での運用経験から、少なくとも半年の期間が必要だと判断しました。
もちろん、良い結果ばかりではないかもしれません。
しかし、含み損を抱える時期も含めて、リアルな運用推移を毎月この記事で更新していく予定です。
「100万円が半年後にどうなっているのか?」
その結末を、ぜひ皆様自身の目で確かめていただければと思います。
ブックマークなどをして、また記事を覗きに来ていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。











