(※画像はイメージです/PIXTA)
7年後…佐藤夫妻の資産額は

そして、7年後。40歳を迎えた佐藤夫妻には、1,300万円近い資産がありました。妻の美咲さんは「正直、最初は夢物語かと思っていました」と笑います。
子の誕生で計画見直しを余儀なくされるも…
実はこの7年間のあいだに、佐藤夫妻には第1子が誕生しました。
出産は家計に大きな影響を及ぼすイベントですが、2人は「40歳までに家を買う」という目標をきっかけに、普段から将来のことを話し合う習慣ができていたため、育休取得や家計再編も2人で相談しながら進めることができました。
そのため、健太さんも美咲さんも育休をしっかり取得したうえで、収入減の期間を乗り越えるために予算を再調整。お互いの収入状況や子育てにかかる費用を「見える化」し、運用も継続したことで、目標達成が揺らぐことはありませんでした。
佐藤夫妻は、子育てをしながらも「お金を育てる」習慣を継続させ、安心してマイホーム購入に向けた次のステップを踏み出したのです。
「期限付きの目標」が成功を左右する
大事なのは、漠然とした夢を「期限付きの目標」に変えること。そして1人で悩まず、家族と一緒に取り組むことです。固定費を見直し、無理のない範囲でお金を運用する。その積み重ねが、未来の大きな安心につながります。
これからマイホーム購入を目指す皆さんも、まずは家計の点検と家族での話し合いから始めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は公開時点の情報に基づき作成されています。記事公開後に制度などが変更される場合がありますので、それぞれホームページなどで最新情報をご確認ください。
山中 伸枝
株式会社アセット・アドバンテージ
代表取締役