複数のグレードを展開する「LBX」…選ぶ際に注意すべきポイントとは

シートベンチレーションや助手席パワーシート、電動テレスコチルトステアリング※5デジタルインナーミラー※6など、レクサス車であれば付いていてほしかった装備がLBXには用意がありません。

※5 電動テレスコチルトステアリング:電動でステアリングの前後上下の位置調整ができる。

※6 デジタルインナーミラー:リアガラスに取り付けられたカメラにより後方を確認することができる。従来のルームミラーと違い、荷物などで視界が遮られていても後方を確認できるのがメリット。

ボディが小さいことは最も優れた性能の1つと考える私にとって、レクサスLBXは理想に近い「小さな高級車」だっただけに、これらの装備がなかったのは残念です。今後の改良に期待したいですね。

LBXには、1.5ℓハイブリッドの通常グレードの他に、MORIZO RRという直列3気筒1.6ℓターボを搭載したホットモデルもありますが、こちらもオススメです。

GRヤリスのレクサス版とも言えるこのMORIZO RRには、8速AT(オートマ車)と、国内レクサス初となる6速MT(マニュアル車)も用意されています。その走りは304馬力・400Nm(ニュートンメートル)というモンスターレベルのスペックながら、日常の足としても使いやすい上質な乗り心地も両立しています。

ドアも4枚付いていて、SUVで、立体駐車場にも入るサイズで、それでいてハイスペックなガソリンエンジンを搭載し、MTまで用意されているという、このご時世ではとても贅沢なクルマとなっています。

もし買えるのであれば、今のうちに買っておくことをオススメしたい一台です。

ハイブリッドのLBXでは、「ELEGANT」「COOL」「RELAX」というグレード展開となっていますが、一番安価な「ELEGANT」でも十分な内容となっています。グレード間での装備面の違いはほぼなく、表皮などの素材の違いとなっているので、予算や好みに合わせて好きなグレードを買えばいいと思います。駆動方式はヤリスクロスと同様、降雪地域でもない限りはFFをオススメします。

出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋
[図表1]スズキ フロンクス 出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋
出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋
[図表2]トヨタ ヤリスクロス 出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋
出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋
[図表3]レクサス LBX 出典:『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より抜粋

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クルマ買うチューバー/ブログ管理人