月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上も所有しているワンソクTubeさん。これほど多くのクルマを購入できる理由の1つに「リセールが良いクルマを購入している」点があります。そこで今回は、同氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より、売却時に損をしない車の選び方をみていきましょう。
愛車を高く売りたいなら…査定価格が「数十万円」下がる“選んではいけない色”【20台以上のクルマを所有するYouTuberの助言】
高く売れる「グレード・色・オプション」を選ぶ
どんなに人気のカテゴリーのクルマを買ったとしても、リセールの悪いグレードやボディカラーを選んでしまうと、たとえ同じ車種であったとしても売却時に数十万円も値下がりしてしまうこともあります。
そこで、損をしないクルマの選び方のポイントとして、高く売れるグレードやボディカラー・内装カラー・オプションの選び方について解説していきます。
オススメは「スポーツグレード」
まず、高く売れるグレード選びですが、スポーツグレードがある車種の場合、それを選んでおけばリセールについては間違いないです。レクサスなら「F SPORT」、BMWなら「M Sport」、メルセデスなら「AMGライン」、アウディなら「S line」、スバルなら「STIスポーツ」、ホンダなら「SPADA」、日産なら「ハイウェイスター」といった感じです。
軽自動車なら、N-BOXカスタムやスペーシアカスタムなど、「カスタム」と名の付いているグレードがスポーツグレードに相当するので、リセールは圧倒的にこちらのほうが良いです。
例えばレクサスなら、ラグジュアリーグレードの「version L」と、スポーツグレードの「F SPORT」では車両本体価格がほぼ同じくらいとなっていますが、売却する際には「F SPORT」のほうが高値が付く傾向があります。
先代レクサスRXの中古車相場を見てみると、同じ年式・同じボディカラー・走行距離も同じもの同士で比較すると、「F SPORT」のほうが「version L」より20万円ほど高い傾向にあります。同じ車種で車両本体価格が同じでも、グレードが違うだけで売るときにはこれほど差が出てしまうんです。
レクサス以外のメーカーでは、スポーツグレードのほうが通常グレードよりも車両本体価格が高いか、もしくはパッケージオプションになっていたりするので、そもそも車両本体価格が高くなる場合があります。
ただ、売却する際には、通常グレードよりスポーツグレードやスポーツパッケージを付けたもののほうが値下がり幅が小さいので、結果としてリセールが良いということになります。要は、人気のないグレードを買ってしまうと値下がり幅が大きい、ということですね。
車種によってはスポーツグレードがないものもありますが、そうした場合には上級グレードを選んでおけばいいです。車両本体価格も高くなりますが、売却する際の値下がり幅は小さく済みます。
グレード分けがあいまいで、どのグレードを買えばいいかわからない車種は、営業さんに「リセールが良いのはどのグレード?」って聞いてしまうのが一番ですね。
もちろん、リセールなんか気にしないで、自分が好きなグレードを選ぶほうが所有満足度が高いと思いますが、特にこだわりがないのであればスポーツグレードを買っておくことをオススメします。どうせ同じ金額なら、高く売れるグレードを選んだほうがお得ですよね。