月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上も所有しているワンソクTubeさん。これほど多くのクルマを購入できる理由の1つに「リセールが良いクルマを購入している」点があります。そこで今回は、同氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より、売却時に損をしない車の選び方をみていきましょう。
愛車を高く売りたいなら…査定価格が「数十万円」下がる“選んではいけない色”【20台以上のクルマを所有するYouTuberの助言】
リセールが悪くなる「ボディカラー」内装カラー」
ボディカラーは白か黒
続いてはリセールが良くなるボディカラー、悪くなるボディカラーについて紹介します。
結論から言ってしまうと、白・黒がリセール最強で、次いでシルバー・グレー、それ以外はマイナス査定となる場合が多いです。
どのメーカーのクルマでも白・黒は人気なので、リセールも白・黒がプラス査定となります。
「白と黒ではどっちがいいの?」という質問もありますが、基本的に白と黒ならどちらも査定額に差はないはずです。「有償カラーの白や黒と、無償の白や黒だと差があるの?」という質問もありますが、有償でも無償でも、白か黒なら査定額はそれほど変わらないとのこと。
ただし、ソリッドブラックというラメが入っていない黒は磨き傷が付きやすく、あまりに傷が付いているとマイナス査定になる場合もあります。黒はきれいに維持するのが大変なんですよね。
そういう意味では白を買っておくのが無難ではありますが、白は有償カラーしか用意されていない車種も多いので、イニシャルコストが高くなる場合があります。黒も有償カラーでしか用意されていない車種もありますが、その場合、条件は同じですね。
白・黒がダントツにリセールは良いですが、シルバーやグレーなども悪くはないです。ただ、白・黒に比べると査定額が10万円以上落ちる場合もあります。私も以前、シルバーのクルマを売却した際に、買取店の人から「白か黒だったらもうひと声プラスできたのに……」と言われてショックを受けたことがあります(笑)。
白・黒、シルバー・グレー以外のボディカラーは基本的にはマイナス査定になりますが、例外もあります。
例えば、マツダならソウルレッド、スバルならWRブルーなど、そのメーカーのイメージカラーであれば、マイナス査定にならない場合もあります。ただ、それでも白・黒のほうがリセールが良いことが多いですけどね。
それ以外のボディカラーは、基本的にマイナス査定になります。レクサスのヒートブルーコントラストレイヤリングなどのように、どんなに高価な有償カラーだったとしても、白・黒のほうがリセールが良いと思ってください。特に、茶色やピンクなど、一般的でないカラーを選んだ場合、査定額が数十万円下落する場合もあるので、よく考えてから好きな色を選択してくださいね。
内装カラーは白以外ならなんでもOK
続いては内装カラーについてです。
内装カラーはボディカラーに比べてそこまで大きな影響はないですが、真っ白なレザーは汚れを気にするユーザーから好まれないので、リセールに関してはマイナスになる場合があります。ただ、ランドクルーザー300などのベージュ内装は、中東などの海外で好まれるのでリセールがプラスになる場合もあります。
昨今、タンカラーという明るい茶色の内装カラーが増えていますが、こちらはリセールでは影響なしと思ってよさそうです。ヴェゼルなどで設定があるグレージュというグレーとベージュの中間のような色合いの内装カラー、スポーツグレードに設定されている赤いレザーの内装などもマイナス査定にはなっていないようです。
やはり気をつけなければならないのは真っ白なレザーくらいでしょうか。そもそも、白内装はきれいに維持するのも難しいので、余計にシートのヘタリや汚れも目立ってマイナス査定になりやすいです。