月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上も所有しているワンソクTubeさん。これほど多くのクルマを購入できる理由の1つに「リセールが良いクルマを購入している」点があります。そこで今回は、同氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より、売却時に損をしない車の選び方をみていきましょう。
愛車を高く売りたいなら…査定価格が「数十万円」下がる“選んではいけない色”【20台以上のクルマを所有するYouTuberの助言】
迷ったら付けるのが鉄則!「メーカーオプション」の選び方
オプション
そして最後に高く売れるオプションについてですが、オプションは大きく分けて次の3種類があります。
①メーカーオプション
②ディーラーオプション
③社外品
①メーカーオプション
この中で特に付けておいたほうがいいのが、生産時にメーカーの工場で取り付けられる①のメーカーオプションです。これは納車されてしまったら後付けができないので、迷ったら付けておくのが吉です。メーカーオプションの中でも特に重要なものとして「ナビ・屋根・革」が、買取店の人いわく三種の神器(じんぎ)だそうです。
「ナビ」はその名の通りですが、メーカー純正のナビですね。ナビゲーションシステムは、メーカーオプションだけでなく、ディーラーオプションや社外品などもありますが、メーカーオプションが一番好まれる傾向にあります。
特に昨今のクルマは、メーカーオプションナビでないと360度カメラが映らなかったり、コネクテッドサービスが連携できなかったりするので、メーカーオプションナビを選んだほうがリセールには有利です。
続いて、「屋根」は、サンルーフやパノラマルーフなどの装備ですね。そして「革」はレザーシートです。
特に輸入車やレクサスなどの高級車では、屋根・革が付いているとプラス査定になります。もちろん、国産車でもサンルーフやパノラマルーフは加点になるので、迷ったら付けておいたほうがいいでしょう。
レザーシートについても、シートヒーターがセットオプションだったりする場合は絶対に付けたほうがいいです。
それ以外のメーカーオプションとしては、安全装備や運転支援のオプションは絶対に付けておいたほうがいいです。査定の加点というのもありますが、それを付けていたことで事故を未然に防ぐ可能性が1%でも上がるなら、自分や家族の命を守ることはもちろん、誰かを轢いてしまうことも防げるわけです。お金で買える安全なら安いものです。
LEDヘッドランプやアダプティブハイビームシステム、フォグランプ※1などのランプ類も付けておきたいオプションです。インチアップ※2できるタイヤ&アルミホイールなどもメーカーオプションで選べる場合は付けておいたほうがいいです。
※1 フォグランプ:霧や豪雨など周囲が見えづらい状況のときに点灯する補助灯。ライトの下部に付いている。
※2 インチアップ:タイヤの外径はそのまま、ホイール径のサイズを上げること。これにより、ドレスアップできるだけでなく、より自分好みの乗り心地を実現できる。
また、アウトドアを楽しむSUVやワゴンなどでは、ルーフレール※3のオプションを付けたほうが加点される場合もあります。
※3 ルーフレール:クルマの屋根に荷物を載せるためのパーツ。
レクサスのマークレビンソンなどのプレミアムオーディオのオプションについては、あったほうが加点にはなりますが、オプション費用以上に査定額が上がるかというと微妙なので、これはお好みでどうぞ。
それ以外の細かいオプションは、正直、査定にそれほど影響がなかったりするので、付けなくても問題ないですが、最初に言った通りメーカーオプションは後付けができないので、迷ったら付けるのが鉄則です。
ワンソクTube
クルマ買うチューバー/ブログ管理人