パートナーを失えば怒涛の手続きラッシュがやってきます。その際、悲しみから郵便物に手をつけられずにいると、生活の支えになる大切な「緑の封筒」を見過ごしてしまうことも……。知らずに損をしてあとから後悔しないために、いますぐ確認をしてみませんか。本記事では夫を亡くした悲しみに囚われ、給付金の手続きを長らく行わなかった妻の事例を元に、年金生活者支援給付金についてFPの三原由紀氏が解説します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
ああ、もったいない…夫を亡くし、年金月14万円の節約生活を送る72歳妻。友人の「あのお金、もらってないの?」に唖然。引き出しの奥に放置した〈緑の封筒〉の「まさかの価値」【FPの助言】
こんな人は要チェック!受給対象のチェックポイント
特に「配偶者が亡くなったあと」は、世帯の所得が下がり、受給対象になる可能性が高まります。遺族年金等の非課税収入は所得に含まれないことも留意点です。
現在、弘子さんは月約5,000円の給付金を受け取りながら、少しずつ前向きに生活を送っています。
「夫に頼りきりで、制度のこともよく知らなかった。でも、これからは自分でしっかり情報を集めて、損をしないようにしたいと思います」
もしもあなたの引き出しに「緑の封筒」が眠っているなら、いますぐ開封することをお勧めします。それは、あなたの生活を支える大切な一歩かもしれません。
【今すぐ確認】こんな人は要チェック
・配偶者を亡くした人
・年金額が少ない人
・市町村民税非課税の人
・緑の封筒を未開封のまま放置している人
【年金事務所へのおもな相談方法】
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・ねんきんダイヤル:0570-05-1165
窓口相談
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三原 由紀
プレ定年専門FP®