日本の地方自治体を支援するための寄付制度である「ふるさと納税」。楽しみなのはやっぱり返礼品。寄付先の自治体から地域の特産品や名産品の数々をゲットできて、しかも地域貢献までできると一石二鳥。今回は総務省がまとめた「2023年度の寄付件数」に基づいて「北海道」のふるさと納税ランキングを発表。寄付件数の多い順にベスト10を発表します。
第1位 北海道紋別市(寄付件数:124万3,201件)
オホーツク海沿岸に位置する港町、紋別市は水産業が主な産業です。この市の名前はアイヌ語の「モペツ」に由来し、「静かな川」を意味します。冬には流氷が訪れ、流氷砕氷船「ガリンコ号」に乗ってその景観を楽しむことができます。水産業が盛んなこの地域では、特に毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニ、ホタテなどの豊富な海産物が水揚げされています。
紋別市のふるさと納税で人気があるのは、オホーツク海産の毛ガニやズワイガニ、タラバガニ、ホタテ、さらには鮭やいくらなどの魚介類です。流氷の影響を受けた独特な環境で育まれたこれらの海産物は、旨味が凝縮されています。また、鱒いくら醤油漬けや揚げたてのかまぼこなど、地元の食材を使った加工品も多く、家庭で手軽に楽しむことができるのが魅力です。さらに、よつ葉乳業のバターなど、地元の乳製品も人気で、特に紋別市内の工場で伝統的な製法で作られるバターは手間暇かけた逸品です。
また、紋別市には国内唯一のアザラシ保護施設があり、寄付金はその運営や改修に役立てられています。
毛ガニ※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります