人生で一度は訪れたい「冬の絶景」スポットはどこ?

雪や氷が織りなす自然の美しさは、冬にしか味わえない特別なもの。日本には、凍てつく寒さを乗り越えてでも見に行きたい、息を呑むような絶景スポットが存在します。

今回は、阪急交通社が行ったアンケート調査をもとに、「一度は見てみたい冬の絶景」ランキングのTOP3をみていきましょう。

※ 2024年10月11日~18日、株式会社ジャストシステム「Fastask」を介して全国の20代以上の男女にWebアンケート形式で実施。有効回答数559名。

第3位 白川郷の雪景色(岐阜県)…25.0%

出所:PIXTA
[画像1]白川郷の雪景色 出所:PIXTA

第3位にランクインしたのは、「白川郷」の雪景色です。白川郷は岐阜県の北西部に位置し、飛騨地域のなかでも特に険しい山岳地帯として知られています。山に囲まれた合掌造りの集落で、その歴史的価値と美しい景観から世界遺産にも登録されています。

冬には、厚く積もる雪と合掌造りの家々が見事に調和し、まるで絵本のなかに迷い込んだかのよう。毎年1月から2月にかけては、夜間に「ライトアップイベント」が行われ、幻想的な光に照らされた光景が昼間とはまた違った魅力を放ちます。

※ 完全事前予約制。詳しくは白川郷観光協会HPを参照のこと。

さらに、田んぼや池などの水面に家屋が映り込む「逆さ合掌造り」も、ライトアップによってよりくっきり綺麗に堪能。天守閣展望台に登れば、じっくり見て回った1つひとつの家々を俯瞰で楽しむこともできます。

心に残る日本の冬景色を求めるなら、ぜひ訪れたい場所のひとつです。

第2位 ダイヤモンドダスト(北海道)…39.0%

出所:PIXTA
[画像2]ダイヤモンドダスト 出所:PIXTA

第2位にランクインしたのは、北海道の厳しい寒さが生み出す「ダイヤモンドダスト」。気温がマイナス10度以下、無風、快晴、適度な湿度……こうした厳しい条件が整ったときにだけ、大気中の水蒸気が氷の結晶となってキラキラと輝くダイヤモンドダストを見ることができます。氷の結晶の大きさはなんとたった0.1mm。その様子はまるで空からダイヤモンドの粉が舞い降りてくるかのようです。

さらに条件があえば、太陽光が柱のように垂直に輝く「サンピラー(太陽柱)」がみられる可能性も! 冬の“ラッキー”を目撃しに、カメラを抱えて北海道に出かけてみては? なお、発生確率が高い時期は1月から2月、見られる場所は富良野や十勝地方だそう。