食料品に日用品、光熱費と生活に欠かせないあらゆるものの値上げが止まりません。物価高の現状をどのように凌げばよいのか。不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する株式会社AZWAYが調査した「物価高対策として実践していること」についてのアンケート結果をもとに、今日本で暮らす私たちが直面する「物価高」との向き合い方の現状を見ていきましょう。

(※写真はイメージです/PIXTA)
「朝は食パン1枚、昼はなし」…外食もコンビニも〈贅沢〉となった今、多くの庶民が実践するリアルな「物価高対策」の切実
最も多くの人が実践している物価高対策は「自炊を増やす」
- 「物価が上がっているのに、賃金は据え置き、税金は増えていく、手取りは少ないまま、正直辛い。外食、コンビニは控えています。電車も安いルートを使う、1駅2駅歩いたりしています。朝は食パン1枚、昼なし、夜は自炊の生活です」(20代男性)
- 「電気代など生活に必要なインフラは政府が補助をして値段を下げてほしいと思う。食費を抑える為自炊を心がけ、特売の日に買いに行くようにしている。エアコンも温度を下げすぎず風量をだしたり、サーキュレーターや扇風機も使って空気が冷えるのを助けるようにしている」(60代以上女性)
- 「物価高に対して低所得者層に今までより手厚い給付金をお願いしたいと思います。元々外食を控えているので、それに加えてなるべく出来合いのお惣菜を買わず、おかずは手作りするように心掛けています。水道は水量をしぼって使うようにしています」(60代以上女性)
取り組んでいる人がもっとも多い対策は、「自炊」という結果がでました。
外食を避けて食費を抑えているという人も多く、今後、外食産業の衰退も危ぶまれるため、物価高を解消することは急務といえます。