物件価格の上昇とともに家賃も上昇傾向にある昨今、意外にも「賃貸より購入したほうが得」なケースもあるようです。株式会社LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」が発表した、東京都心6区で「借りるより買ったほうがお得な街」ランキングより、詳しく見ていきましょう。
借りるより買ったほうがお得な街はどこ?
止まらない物価高。不動産価格も上昇の一途をたどり、さらには住宅ローンの金利上昇もある現状のなか、マイホーム購入に踏み出すのを躊躇している人も多いのではないでしょうか? とはいえ、不動産の購入価格のみでなく、東京都内では賃料も大幅に値上がりしているため、実は「借りるより買ったほうがお得」というエリアもあるようです。
株式会社LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」では、物件価格の上昇とともに家賃も上昇している状況を受け、東京都内で地価や物件価格が高い「都心6区」(千代田区、中央区、港区、文京区、渋谷区、新宿区)で、毎月の賃料と中古マンションのローン返済額の差額をもとに集計した「借りるより買ったほうがお得な街」を調査。発表されたランキング結果より、上位10位をご紹介します。
なお、このランキングは60㎡で換算した賃料と中古マンションの毎月のローン返済額(固定金利1.8%、返済期間35年と設定)を比較しています。
第3位 東新宿(差額:月約6.6万円、新宿区)
まず、3位は都営大江戸線が通る「東新宿」です。
新宿まで1駅と、交通の便が非常によい点が大きな魅力です。飲食店や商業施設が徒歩圏内に数多くあることも特徴です。日常の買い物も電車で移動することなく済ませることができます。
歌舞伎町などの歓楽街が近いため、治安が悪いのではないかという印象を持たれがちですが、大通りを外れると閑静な住宅街が広がっています。病院や教育施設も多く、暮らしやすい街です。
第2位 初台(差額:月約6.8万円、渋谷区)
2位は「初台」。駅は新宿から京王線で2分と、こちらもアクセスに優れた街が選ばれました。
東京オペラシティ、新国立劇場などの施設があり、芸術が身近な場所であるのが特徴です。また、商業施設も充実しているほか、昔ながらの商店街もあって静かで落ち着いた印象です。
駅から少し離れますが、代々木公園や明治神宮など自然を感じられるスポットもあり、バランスのとれた暮らしやすい街であるといえます。